ヨーロッパ観光地:「三退」拠点での物語
(明慧日本)ヨーロッパのある観光地で、暖かかったり寒かったりする天気の中、1台の中国大陸からの観光団の大型バスが観光客を待っていた。「三退」サービスセンターのボランティアが次々と戻ってきた観光客に真相資料を渡していた。「法輪功ですか?」とある観光客に聞かれた。「そうです」とボランティアは返事した。「法輪功の同志は素晴らしい」と隣の観光客が言った。「ありがとう。本当に法輪功は素晴らしい。法輪大法は素晴らしいのです」とボランティアが返事した後、「その通りですね。法輪功は素晴らしい。法輪大法は素晴らしい」とその観光客はすぐに言い直した。
「こんなに寒い中で、ここに立って、1日どのぐらい稼げますか」と聞く観光客もいた。「1元も稼げません。いま配布している資料でさえ我々自身のお金で作ったものです」とボランティアは答えながら、資料を開き、観光客に紹介した。ある観光客は資料の中の「蔵字石」の写真(上に「中国共産党亡」という文字がある)を目にした途端、すぐに資料をカバンに入れ、「これはゆっくり見る必要がある」と言った。
「資料を受け取りましたが、中国まで持って帰れません」と言う観光客に対して、ボランティアは「まず自分が読んで、もし中国に持ち帰りたくないなら、旅行中に出会う他の中国人に渡しても良いですよ」と教えた。「いい考えですね。これらの資料は一回読んだだけで捨ててはもったいないですから、確かにもっと多くの中国人に見せるべきです」と観光客は言った。この時、他の観光客が口を挟んだ。「私は何度か中国に持ち帰ることが出来ました。国内の人は皆これらの資料を見るのが好きです。すべて国内で見ることができず、聞くことができない情報ですから」
ボランティアは「現在7千万人の中国人が共産党関連組織から脱退しました。あなた達も時間を無駄にせず早く脱退して、幸せな未来を待ちましょう」と勧めると、ある人は「はい。私は脱退します」とすぐに同意した。1人が脱退したら、後ろの皆も相次ぎ脱退することに同意した。ある若い男は自分が脱退した後、隣の男性をボランティアの前に連れてきて「この人も脱退させてください」と頼んだ。連れられてきたその男性は「私にも良い名前をください」と頼んだ。ボランティアから別の名前で脱退してもらった後、彼はひたすらお礼を言った。
ある観光客はちょっと離れたところの1人の男性を指して「あの人は共産党書記です。彼も脱退させましょう」と言った。ボランティアはその人に近寄って「共産党の書記ですか」と聞くと、「はい」と彼は答えた。「どんな職務であっても良い人になれます」というボランティアの話を聞いた彼は「本当です。良い話ですね」と返事をした。「あなたの力の範囲で、法輪功修煉者を守って、迫害されないようにして、また正義感を持って法輪功のために発言すれば、きっと徳を積み、良い報いがありますよ」とボランティアは話を続けた。「その通りです」と書記は答えて、最後に脱退に同意した。
他の観光客は傍らの人に「書記さえ脱退したのに、あなたはまだ脱退しないのか? あなたは何を恐れるのか?」と促した。催促された人は「みんな脱退した、私は何を恐れることがあろうか。脱退すします! きっぱりと!」と言った。
資料を受け取る勇気のない同行者を見て、書記は「受け取って読んでみて。みんな読んでいるよ」と励ました。
最後にバスに乗ったのは2人の若者だった。ボランティアの説得によって、若い女性は「少先隊」を脱退し、そして自分に「春花」という名前をもらってとても嬉しくなった。もう1人の若い男性は「共青団」と「少先隊」を脱退し、そして「春美」という名前を受け取った。バスに乗った際、独り言を言った。「僕は春美だ。春の美しさ。美しい春だ」
バスが出発する前、ボランティアはバスの中の観光客に向かって「法輪大法は素晴らしいというこの言葉を覚えてください。ご親戚や親友たちにも脱退の情報をお伝えください」といった。話を聞いた観光客らは口々に「元気でね、法輪功さん!」と言った。
2010年4月21日
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/4/18/219844.html)
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