「馬の群れが川を渡る」ことについて
(明慧日本)先日、他の地域の同修が交流に来て、こんな出来事を話しました。「病業の状態に陥っている同修のお見舞いに行きました。同修は病魔にひどく迫害されているようでした。私はこの同修にあるストーリーを話しました。馬の群れが広い川を渡ろうとしていました。渡る前に皆で、絶対一緒に渡り、お互いに助け合って、一人では行かないと約束しました。なぜなら、川の中に凶暴なワニがいて、対岸の森の中にはライオン、虎などの野獣もいます。彼らは狙われているからです。もし誰かが群れと離れて一人で行動すると、食べられてしまうかもしれません。皆は寄り集まって並び、川の中を歩き出しました。その時、一頭の子馬が隊列から飛び出し、『ぼくはひとりで行きたい、前に行きたい』と言いました。子馬が隊列から離れるとすぐに、そこに長時間潜んでいたワニに一口で飲み込まれました。皆は続けて前に進み、そろそろ対岸に着くところで、また一頭の大きい馬が皆と離れて、前に走り出しました。彼は一番に対岸に着きたかったのです。しかし、彼は岸に着いてすぐに、野獣の群れに囲まれ、食べられてしまいました。
その時、病業に陥っていた同修は「ああ、分かりました。これは私ではないですか」と言いました。実は、この同修は半年前にいろいろな原因でグループ学法に参加しなくなり、皆と三つのことも一緒にしなくなりました。一人で「独修」の状態でした。三つのことはずっとしていますが、体は病業状態になりました。しかも、だんだん酷くなりました。しかし、自分では何が原因か分かりませんでした。このストーリーのおかげで、彼女はなぜ自分が病魔に迫害されたか、原因を見つけました。根本的な原因は、師父が大法弟子に残していただいた集団での修煉環境と離れてしまい、皆と一つになれなかったことです。では、師父の要求に従わなければ、旧勢力の按排の道で歩むことになります。原因が見つかると、同修の病業状態も消え、次の日もう出かけられるようになりました。
この事のおかげで、私はたくさんのことを認識しました。病業になっている同修を助け、自分の思い通りに相手に要求しないこと。もしそうすれば、良い効果がなく、かえって逆効果になります。私もこのような経験をしたことがあります。病業の同修にたくさんの関心を寄せて励ましてあげ、法に基づいてたくさん交流し、根本の原因を見つけるのを手伝います。他の地域の同修のやり方はとても参考になりました。
大法弟子は一つのグループです。皆が大法の一つの粒子です。お互いが協力すれば、全体が高まり、全体が昇華できます。師父は『新唐人テレビ討論会での説法』で、「この五本の指は全部伸ばしたいのなら、こぶしになれず、打つことができず、(笑)力がないのです。ですから、協調をとるべきです」とおっしゃいました。一人の法を正す時期の弟子として、もし修煉の環境と離れたら、もし主意識が強くなければ、知らないうちに常人の考えに邪魔され、怠けることになります。これはちょうど魔が狙っていることなのです。
2010年4月28日
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/4/16/221558.html)
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