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他空間で見た神秘的な物語(一)

(明慧日本)以下において、私達の県に住んでいるある同修が天目で見た、他空間の光景を書き出し、皆さんと分かち合いたいと思います。

 一、あるこの同修は、第二式の功法を行っているとき、遠い昔、自分が百合世界の中の百合天女(すなわち百合の王様)であったのを見ました。彼女は自分の世界の大地に根をさしたまま寝ていましたが、その時、一本の草が体に巻き付いていました。

 当時、宇宙は成、住、壊、滅の最後の段階にいたり、百合世界のすべても最後を迎え、非常にずさんな状態になっていました。百合の世界はまさに、ガンにかかったように、希望を失っていました。これを見て、百合天女は、死を待つしかないと思っていました。天女は死ぬ直前に、突然、宇宙の中から大きな声が響き渡っていましたが、天女は最後の一言だけ聞き取れました。それは、「誰が私と一緒に人間界に下り、衆生を救うのか」という一言でした。天女は突然、宇宙の王が見えました。ただちに起き上がった天女は、宇宙の王に対して、自分も一緒に人間界に下り、衆生を救い済度したいと乞い願いました。その時、他の神々はすでに世に下りたので、彼女は最後に人間界に入った王となりました。

 宇宙の王に乞い願うとき、天女は、自分の横に福さん(福さんは同じ村に住む60歳代の同修のこと)も一緒に宇宙の王の前にひざまずいていることに気付きました。福さんはどこから来たのか分かりませんが、彼女は同家の服を来ていました。それに対して、天女は、白いワンピースを身にまとっていました。

 人間界に入る前、宇宙の王は何度も神々に対して、「決して人間の中で迷うことなかれ。必ず戻ってくるように」と再三に念を押した末、天女に、青色のビンを手渡しました。天女が人間界に下りていく途中、ふと宇宙の王(師父)のほうを振り返ってみると、慈悲なる師父に、心配と慈悲が込められた表情から涙が流れているのが見えました。

 天女は、人間界と比べものにならないほど、このうえなく神聖ですばらしい世界から下へ下へとおりていきました。下へいけばいくほど、世界は混沌となり、特に人間界になると何も見えなくなり、聞こえてくるのは騒音ばかりでした。

 人間界に来てから、天女は琴、将棋、書道、絵画いずれをとっても精通し、上流社会の貴婦人でした。

 輪廻転生して次の世になると、天女は金持ちの息子として生まれました。ある日、この息子が家来と一緒に船に乗って遊んでいた時、対岸に若年の少女がいたのを見て、心に邪念が生じた息子は、家来と一緒にこの女性を強姦しました。ここまで見ると、天女は「もうこれ以上見ていられません。私はなんでこんなに悪い事をしてきたのでしょうか!」とつぶやきました。

 (続く)

 2010年5月1日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/4/17/221694.html
(English:http://www.clearwisdom.net/html/articles/2010/5/2/116609.html

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