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「師父に求める」ことも、師を信じ、法を信じることの体現(一)


文/中国の大法弟子

(明慧日本)2009年10月10日、私はバスに乗って同窓会に参加しに行きました。終点に至る30分前の事、隣の乗客が降りましたが、その後すぐ40代の男性と少し年上の男性が一緒に乗車しました。それで、神韻2009年の公演DVDをその2人に渡しました。 

 その男性はDVDを受け取ったとたん、「私が誰か知っているか」と聞いてきた。それで私は「あなたは警察ですか」と答えた。その後、その警察は「そうだ」と頷きながら、「おまえをあるところへ連れて行く、かばんの中に何が残っているか見せろ」と恐喝して、そこで私は、「そんなことをしてはいけません。私はあなたの命を救おうとするのですから」と言った。その後、その男性は「私はおまえの救いなど必要ではない、おまえを…」と言おうとしたとき、一緒に乗車していた少し年上の男性が、「いいよ、なかったことにしよう」と言った。でも、若い男性は「だめだ」と言って携帯電話を取った後、「もしもし、今ここで法輪功らしき人と会った、どうする」と電話で話しました。

   先の「おまえをあるところへ連れて行く」と言う話で、家族が迫害されたことを私は思い出しました。それで、「師父、私を助けてください。彼に逮捕されるわけにはいきません。あんなところへ私は行きたくありません」と師父に求め、さらに発正念しました。

 その男性警官は、運転手に「彼女はどこから乗車しましたか」と聞きました。運転手は「知りません」と答えました。男性は、「彼女はどこから乗車しましたか」と切符販売者にも聞きましたが、「忘れました」との答えでした。その時、私はその男性の執着を利用し、「あなたは乗車する時、その年上の人があなたに切符を買ってあげようとすると、あなたは『いいえ自分で買います、切符を買うのは習慣ですから』と言ったでしょう。あなたが誰か知らないけれど、私はあなたに感心しました。なぜかというと、あなたは得をしようとしないからです。子供のころから父親は私にこういう教育をしてくれたのです。こんないい人が私の隣に座ったので、思わず神韻DVDを渡しまた。そのDVDを見れば、あなたに対して、あなたの家族に対して、皆に良いことがあります」と言いました。

 その時、緊張した雰囲気でした。電話の向こうの相手はどういったか分かりませんが、彼は携帯電話を収めて「今日はいい、今度は注意しろ」と言いました。私は、「法輪功を修煉する人は良い人で、『真・善・忍』の教えで自分を律します。あなたがもし『法輪功は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』としっかり覚えたら、福がもたらされます」と言いました。 

 終点に着きましたが、車内で起きたことが話題となり、人々が議論していました。私は男性警官の目の前で、1人の年配者と1人の若者に神韻DVDを渡しました。それに、「神韻は世界で巡回公演をして毎年大成功で、中華文化は博・大・精・深です」と告げました。その年配者は、ずっと私の真相を聞き、敬慕の目で私を見ていました。その男性警官はバスを降りる時、私に向かって笑いながら、神韻DVDをかばんの中に入れました。年配者もDVDをかばんの中に入れました。私は、「あなたと友達になりたい」と言いました。「スパイも済度すべき」と師父はおっしゃいました。まして、私達は縁のある人に会った時、それは師父が按排してくださったのではありませんか。その後、同修にこの事を話したら、同修は「その警官はあなたに救われましたね」と言いました。

 生死存亡にかかわる重大な時、師父に求め、正念を発することを通して、その警官を操る邪悪な生命をすっかり一掃しました。それに、師父が教えてくださった神通を運用したので、危険を無事に乗り越えました。その時、私は「師父に求めることは常人の考えではありません。さらに、自分の命を救うために、依頼や求めるといった行為ではありません。師父に求めることは、自分の誓約を遂げるためにしなければならない行為だと悟り、師を信じ、法を信じることにおいて、奥深い意味の表れだと思います。

 (続く)

 2010年5月1日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/4/23/222042.html

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