法輪功修煉者は緊急治療を施されることなく、迫害を受け続けて死亡
(明慧日本)法輪功修煉者・劉廷恆さん(70)は法輪功を学んでいるというだけで、中共(中国共産党)当局によりこれまで4度も強制連行され、迫害を受けてきた。2008年に治療の甲斐なくこの世を去った。
劉さんは、2001年に本溪威寧営教養所に入れられ、20日間ずっと背中に枷(かせ)をかけられていた。独房に監禁され、板に長時間座らされるなどで肉体的、精神的にひどく迫害された。大隊長・劉江朋は修煉者に対して受刑者を利用して暴行を加えた上、トイレに行くことを制限し、宙に吊るし、監禁した。共産党政委の陳忠維は当時、監禁されている劉さんに対して、故意に6カ月刑期を延長した。
劉さんは本溪威寧営教養所から釈放された後、ずっと警官に嫌がらせを受けてきた。2007年4月12日午前11時頃、劉さんは妻と娘の夫・付暁東さんと共に強制連行された。これは、劉さんの4度目の強制連行による迫害であった。
劉さんは本溪労働教養所の洗脳班に入れられ、失神するまで殴られた。2007年5月、劉さんの家族は刑務所に面会を申し出たが、理由もなく面会を却下された。
洗脳班の多くは遼寧省出身の修煉者を拘禁して迫害している。主任の劉紹実は法輪功の修煉を放棄させる目的で、法輪功を中傷するでっち上げの「天安門焼身事件」のビデオを見せ、法輪功を批判する文章を読ませるなどして悪質な転向を図った。転向しない人はひどい暴行を加えられた。同所では今までに20回以上洗脳を行い、400人の修煉者を含め数千人が不法に監禁され、数十人が拷問された。
劉さんは精神的な苦しみを与える洗脳を受け、肉体的、精神的にひどく迫害された後、ヘルニアの発症で苦しめられて釈放を申し出た。しかし、釈放を却下されたため、一時出所で病院の手術を受けた劉さんは監禁施設に戻されることを拒否し続けたが最後に病状がひどくなって痩せこけ、体は極めて衰弱した。それ以降も、主任の劉に毎日嫌がらせや巡回をされていた劉さんは心身ともに深刻な打撃を受けた。
劉さんは肉体と精神がますます悪くなるまでひどい迫害を受け続け、1カ月後、多量の腹水が見られるほど重体になった。劉さんが生命の危機に陥ったとき、主任の劉は責任から逃れるため、2008年5月5日に釈放を許した。しかし、2008年6月9日午前、劉さんは帰らぬ人になった。最後に劉さんは肝硬変による多量の腹水で治療の甲斐なく死亡したと病院側は宣告した。
当時、危篤状態に陥った劉さんに対して、中共当局は緊急治療を施さないまま依然として迫害を続けたという。
2010年5月4日
(中国語:http://minghui.org/mh/articles/2010/1/6/215749.html)
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