日本明慧
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人の状態は修煉内容を反映している


文/中国の大法弟子

(明慧日本)数年前、同修と一緒に真相を伝える経験を話した時、この経歴を書き出した方が良いと認識したので、ここで書いて同修の皆さんと交流したいと思います。

 ある日同修である私の妻と一緒に外に出て真相を伝え、数人に対して私は立て板に水のように喋り、中華の文字の内包や孔子の仁徳、道家の天人合一の思想、最近の天災、悪党の正統文化の破壊および中共の「偽・悪・闘」について話しました。喋っている最中に聞き手から「素晴らしい、弁舌が上手いですね」と言われました。帰ってから反省してみると、邪悪を暴露し、真相伝えをしているものの、実際には自己顕示の心が多かったのです。

 もう一つのことですが、皆が集まっていろいろ喋る場所を知りました。ある人はとても自分の見解を発表したいと思っており、この人を説得して大法の為に話してくれればと思いました。そしてこの人を征服する心を持って話しました。結局一つの些細な問題で議論してしまいました。帰ってから内に向かって探したところ、自分が人を征服しようという心と闘争心を持って神聖なことをしたと分かりました。自分の向上のためという、この心を無くすために、このような状況が発生したのです。

 ある日クリーニング屋に行った時に、中で数人が社会の良くない事を論じていました。私はすかさず、共産党の悪行や庶民を圧迫する本質を話しました。中の1人が「民衆はもう前途がないわ、造反しよう! xx党を打倒しよう」と大きい声で言いました。当時は私も嬉しかったのです。その後再度反省して、私の話は間違っていないし、この人も過激ではありませんが、この過激な考えは自分の恨みの心の反映になっていると気づきました。

 よく考えてください、もし大法弟子の心性が法を正す中で向上しなければ法を実証する時にマイナスの要素が起きてしまい、師父が『美術創作研究会での説法』の中で言われた草書の道理と同じです。そして私たちの人心のせいで他人に大法に対して良くない事をさせる可能性もあるかもしれません。相手の状態は自分が向上すべきことを反映しています。 

 「すべてのことには因果関係があります。人間はどうして人間でありうるのでしょうか? それは人間には情があり」 「何をするにしても情が重んじられ、情を切り離しては何ごともできません。やる気があるかどうか、気分が良いかどうか、愛しているのかそれとも憎んでいるのか、とにかく人間社会のすべてのことが情から出ています。この情を断ち切らなければ、修煉することはできません。情から抜け出すことができれば、誰もあなたを動揺させることができず、常人の心があなたを動かすことは不可能となります。それに取って代わるものは慈悲の心であり、より高尚なものです」(『転法輪』)

 魔難の中で、一部の同修は法を正すことが早く終ることを望んでいます。実はその日は望んで得られるものではありません。法を実証する中で自分を正し、早く成熟し理性的に行って、法を正す進展に付いて行けるように、絶えず向上して師父のご恩に報いましょう。

  個人的な認識であり、誤っている所はご指摘下さい。

  2010年5月5日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/5/3/222783.html

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