日本明慧
■印刷版   

重慶市:会社員が迫害され両目失明

(明慧日本)王愛華さん(50歳女性)は、中国の川東石油ボーリング会社の機械修理工場の従業員。王さんはかって偏頭痛、メニエール病、リウマチ性心臓病、胃病、肝炎、胆のう炎、腎盂腎炎、腸炎、リウマチ性関節炎、右半身麻痺、重度の貧血、三度の失明など二十種類あまりの病気を患っていた。1993年9月、法輪大法の修煉を始めてからは、20あまりの病気が全て消えてなくなった。

 1999年7.20以降、王さんは中共(中国共産党)による長期の嫌がらせや恐喝、脅し、監視を受け続けた。2000年3月、王さんは職場で半月もの間、洗脳の迫害を受け、公安らは大人数で代わる代わる罵り、恐喝、脅しをかけ、利益で釣ろうとし、王さんが煉功し陳情するのを禁じた。さらに、パトカーを王さんの家の前に停めて24時間監視した。警官らは長期にわたる恐喝に加え、王さんの夫に仕事を放棄するよう強要し、家族に精神的に大きなプレッシャーと苦痛を与え、家庭の崩壊をもたらした。

 一度目の労働教養:衆目の中で丸裸にされる

 2000年5月、王さんは北京へ陳情に行き、1カ月拘禁された。重慶公安の駐北京事務所の李科長は、王さんが所持していた560元を没収し、さらに保衛科の科長は王さんの家族に二千元を請求した。家に帰って何日かして、また強制連行され、家財を没収された。6月20日、王さんは一年の労働教養の処分を受け、さらに3か月延長された。

 2000年8月、王さんは数人の法輪功修煉者と共に、警官に集団で太陽の下に晒され、当番に当たる大隊長の余慶華ら警官にめった打ちされ、立ったままの姿勢を強いられるなどの処罰を受けた。二日目の朝食後、7、8人が一緒になって王さんをめった打ちにし、意識がなくなり地面に倒れるまで握りこぶしで頭と太陰穴を殴打した。警官・劉永琴は受刑者に法輪功修煉者たちを縛らせた。 一人の受刑者が王さんの髪の毛をつかんで力を入れて持ち上げ、頭皮を骨から引き剥がし、その腫れの痛みは半年あまり続いた。その後、王さんをつるし上げ、2段ベッドの上段の鉄製の柵に縛り付け、何度もめった打ちにした。2001年の年明け前、警官・劉永琴は約500人の面前で、受刑者に命じて王さんの服を強制的に脱がせ、丸裸にした。2002年3月8日、王さんは再び強制連行され、警察が連れてきた若い男性の受刑者にめった打ちにされた。警官は彼女の両手を背中にねじまわし、土板をつけて手錠をはめた。三日三晩手錠を緩めなかったため、王さんの両腕がうっ血して真っ黒になった。

 二度目の労働教養:受刑者に鉄の杯で殴られる

 王さんは二度目の労働教養を受けた。労働教養所では王さんは残酷な刑罰に遭い、小さく暗い部屋に100日以上も監禁された。刑務所の看守は王さんを長い間隔離し、ずっと彼女を罵り、めった打ちにした。軍隊の姿で直立不動で立たされ、ほふく前進やアヒル歩きをさせられ、スクワットを500から1000回させられたにも関わらず、食事は50gに満たないおにぎりが1個与えられるだけだった。長期にわたり彼女のご飯の中には詳細不明の薬物が入れられた。また、吊るして前や後ろに手錠をはめて縛られ、寝るときでさえ枕元の上で手錠をされ、洗面や着替えも許されず、トイレにも行くことを許されず、睡眠をはく奪され、厳しい日差しの下にさらされた。王さんが迫害に抗議して断食すると、管を挿し込まれ灌食され、口や鼻から血が流れた。

 2002年5月、警察は受刑者の朱玉蘭に、王さんの頭を薄い掛け布団で覆わせ、四角い腰掛で打ち、腰掛が壊れた後に鉄の杯の底で頭部を打ち、鉄杯までもが変形してしまった。王さんはこのことを大隊長のウー春梅に報告したが、かえって教育を三日延長された。さらに一度、警察は受刑者の劉承玲に、王さんの襟ぐりをつかんで頭を壁にぶつけさせた。王さんの頭部には深刻な内傷が残り、長い間頭がぼうっとして頭が痛く、反応が鈍く記憶衰退の状態にいたった。今もなおこのような状態だという。

 三度目の労働教養:薬物の迫害に遭う

 2005年8月8日、王さんは三度目に労働教養所に送られた。王さんが断食して1カ月以上経つという状況の下で、大隊長のウー春梅は当番の受刑者に王さんのお金で牛乳を買って来させ、その中に糖をたくさん入れて灌食した。王さんは灌食されたあと、下痢になった。2005年9月ごろ、王さんは深夜、受刑者らに蚊取り線香で背中を焼かれ、水ぶくれができ、4カ月にわたって化膿した。警察は受刑者の莫燕容に偽の証明書を発行させ、また王さんにもこの件がなかったことにするよう強迫した。

 2008年7月、王さんの両目は突然失明し、警察は4、5日先延ばしにしてやっと病院に検査に行かせ、2000元も払わせた。挙句の果てには王さんは見えない振りをしているのだと言う始末で、さらに受刑者に偽の証明書を発行させ、労働教養を延長した。現在、王さんは長期的な拷問を受け、記憶喪失になり、意識がもうろうとしている。さらに、頚椎骨がダメージを受け、頭を上げることが困難であり、腰椎が長い間痛み、親指は変形して痛み、全身に力がないという。傷は今もなお治っていない。王さんは現在もなすすべがなく、路頭に迷っているという。

 2010年5月5日

(中国語:http://minghui.org/mh/articles/2010/4/21/221900.html
(English:http://www.clearwisdom.net/html/articles/2010/4/29/116530.html

■関連文章
重慶:年配の蘇沢碧さんは迫害され死亡
湖北省:陳江紅さんは3度も労働教養を科され、毒物の注射で死亡
重慶:法輪功修煉者・膨棟君さんが受けた迫害の経緯
四川省:拘束中の尹思栄さん、家族の面会も許可されず
黒竜江省:2人の修煉者が労働教養を強いられる
重慶市:法輪功修煉者が生前受けた迫害
善良な女性が「社会秩序撹乱罪」で連行される
河北省で行われている迫害の実態
湖北省:法輪功修煉者は6回拘禁され苦難を受ける
法輪功修煉者は3回計9年の労働教養を受ける