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『転法輪』を学んで良い生徒になった


文/台湾の大法弟子

(明慧日本)子供は成長の過程で何かを与えられると、真新しいスポンジのようにそれを吸収します。今、多くの子供は社会の巨大な変化と、金銭と名利を追及する大人の世界の中で自分を見失っています。子供がどのようにして純朴な心を保つことができるかは、教師と保護者が緊急に解決したい問題です。たくさんの教材とネット情報の中で、どのようにして子供に人生を導く経典を選んだらよいでしょうか? 11歳の陳有卉さんの成長の過程と読書の心得から、保護者と教師に参考にしていただきたいと思います。

 勉強と品行がすべて優秀な子ども弟子

 小学5年生の陳ちゃんは、幼いころから両親と一緒に法輪功を学びました。陳ちゃんの母親は「この子は幼いときから身体が丈夫でなく、4歳前に2回入院したことがあります。大人と一緒に煉功と学法をしてから、身体がだんだん丈夫になり、人に接するときも気持ちを分かち合うようになりました。いとこの世話も手伝い、一人っ子のわがままな性格から抜け出し、お婆さんとお母さんの小さな助手になりました」と紹介しました。

6歳の陳ちゃん(前列右から一番目)と明慧学校の子ども弟子の煉功

学校の読書感想コンクールでトップ賞を受賞

 小学校に入った陳ちゃんはクラスのこともよく手伝い、模範生徒に選ばれたこともあり、毎学期の総合成績はいつもクラスの一番でした。お母さんは仕事が忙しくて、普段あまり子供の宿題の面倒を見ることができず、子供に「修煉者の角度から勉強がよくできるように考えてみてね」と教えるだけでした。小学校の中学年から、陳ちゃんはお母さんから催促されなくても、自分で宿題とテストの準備ができました。

 「どうやってできたの?」と陳ちゃんに聞くと、「法輪功を学んでいるからよ」と笑顔で答えました。陳ちゃんは法輪功の本を勉強して心性が向上し、勉強にも集中でき、時間を無駄に使わずに学校の勉強と修煉を両方ともよくできました。

  5年生の一学期、陳ちゃんは先生に推薦されてクラスの代表として5年生の読書感想コンクールに参加しました。彼女はお母さんと話し合い、彼女が初めて読んだ『転法輪』をテーマにして書きました。この作文は5年生のトップ賞を受賞しました。下記はこの受賞文です。

 『転法輪』という本は私が5歳のときお母さんからプレゼントされました。当時、お母さんは私といっしょに一字一字読みました。私はいくら読んでも飽きませんでした。私は何回読んだか覚えていませんが、毎回の読書は深い印象を与え、私は何かをする時に、他人のことを考えるようになりました。

 李先生は「絶えず執着心を取り除くことこそ人間の修煉の過程のすべてです」とおっしゃいました。お母さんは「何かに遭うと、『真・善・忍』という三つの文字で考えれば、正しい解決方法が見付かりますよ」と言ってくれました。「真」は「真実のことを行い、真実な人になり、「善」は他人に慈悲に接し、「忍」は包容・忍耐・苦労するということです。

 私は「忍」が最も難しいと思います。小さい頃、私は怒りっぽい子どもでした。クラスの男の子にたまに箒で叩かれていじめられました。私は先生に訴え、大声で泣きました。でも『転法輪』を勉強した後は「相手は故意ではないかもしれない。私は前世で相手に悪い事をしたのかもしれない」と考えて我慢しました。「あなたは間違っており、私は正しい」という闘争心をなくした後、心の中は平然としていられるだけでなく、相手からの面倒がなくなり、逆に私の食事当番のとき積極的に手伝ってくれました。大きくなって、何かよくないことに遭うと、それは心性を向上させる時期だと徐々に分かるようになりました。「真・善・忍」を覚えたら、物事が単純になり、正しい態度もできるようになり、面倒なことがよいことになりました。

 李先生は本の中で二つの言葉「無私無我」「先他後我」に言及されました。私は多くのとき自分のことだけを考えてはならず、他人のことを考えるべきだと学びましたから、学校でクラスメートを助けることが好きで、面倒な人を嫌がらず、ときには積極的に助けました。

 李先生はさらに「他人から殴られても殴り返さず、罵られてもやり返さず」の道理に触れられました。私はその中から崇高な道徳の内包を理解できました。本の中の各章は自分がどのようにすればよいかの道理を教えてくださり、また日常生活の中で家と学校のどちらも助けてくださいました。学校でクラスメートとトラブルに遭ったとき、私は本の中の教えを思い、自分を励まし、気持ちを落ち着かせました。この本は私を短気な女の子からやさしく、ものわかりがよく、おもいやりがある生徒に変えました。私は毎日楽しく勉強し、穏やかに人と付き合うことができるようになりました。本当に多くの人に読んでほしいすばらしい本です。

  修煉は後天の自我を越え、人生の真理を見つけた

  陳ちゃんの母親は「法輪功の学習は子供の心身に大きな助けと益をもたらしました」と感想を述べながら、他の子供たちがネットの虚構の世界に夢中になっていることを心配しました。陳ちゃんは電子ゲームで遊ばず、音楽で「法輪大法がすばらしい」を伝えることを選び、フルートを学んで、休日には台湾の天国楽団の活動に参加し、3、4時間立ったり歩いたりしても疲れを感じませんでした。この意志の強さは修煉から得たものです。

  陳ちゃんの母親は教師です。法輪功に触れる前、彼女はすばらしい教育方針を見つけることができず、また教師の任に耐えることができませんでした。今、彼女は「真・善・忍」に基づき、 生活の狭い範囲から脱出することが出来て、親子間のトラブルや教師と生徒間の問題や生徒の指導に困らなくなり、問題の中から自分の不足を見つけ、慈悲の心で相手の立場から考えました。このようにして、彼女はいくら忙しくても時間を作って心を静めて『転法輪』を読みました。「修煉は本当の自分を認識し、後天の観念と自我を越え、真理を追求する過程である」と考え、すべての人に心を込めてこの本を推薦しています。

  親子で『転法輪』を学び、未来に希望があふれる

  今、世間には多くの新語が現れています。例えば「年寄りをかじる族」「月光族」「いちご族」などなどあります。これは大人たちが子供や青少年の未来を心配していることを示しています。あなたは自分の子供のことを心配しているかもしれず、あなたの親子関係で緊張しているかもしれません。子供と一緒に『転法輪』を勉強してみてください。自分のため、子供の未来のために希望の明かりを灯してください。

  2010年5月8日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/2/15/218231.html
(English:http://www.clearwisdom.net/html/articles/2010/3/13/115304.html

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