法に溶け込んでこそ、衆生をよく救い済度することができる(二)
文/中国の大法弟子
(明慧日本)半年以上の日々を経て、真相を伝え、衆生を救い済度する道で私はますます成熟していきました。毎日の学法をもっと重視し、世の表面的な現象に動じることなく、どうしても真相を人々に伝えたくなりました。
ある同僚の息子の結婚披露宴で私は彼女に『共産党についての九つの評論』と真相小冊子を渡しました。その後、私は彼女に感想を聞きたいと思って電話をしました。しかし、彼女は電話の向こうで私をひとしきり責めました。私は少しがっかりしてしまいましたが、これは人心の表れだとすぐに気付きました。
夜になって、師父の『北アメリカ巡回説法』を勉強しました。「私は大法弟子が素晴らしいと言っていますが、これほど厳しい迫害の中で、皆さんはまだ世の人々に真相を伝え、衆生を救い済度しています。皆さんが救い済度したそれらの生命は、皆さん考えてみてください、それはただ普通の一人の人間なのでしょうか? もし彼が本当に厖大な天体と対応しているのであれば、彼に真相を伝えた時、あなたが救ったのは一つの厖大な天体であり、厖大な生命群であり、一人の主であり、一人の王です」
師父の説法は私に無限の力と勇気をくださいました。その同僚は家族全員も共産党メンバーで、彼女1人が救われたら、家族全員にきっと影響を与えると思い、どうしても彼女を救わなければならないと思いました。そして、私は心を落ち着かせ、彼女をス-パ-の広場に誘いました。中共が歴史の中で行った迫害の手口から、現在社会の道徳の堕落、例えば毒ミルク、手抜き工事まで語りました。また、「手を挙げて共産党に一生かけて奉献するという誓約を立てたでしょう。しかし、共産主義はどこにあるのですか。この邪党のために命をかける必要があるのでしょうか」と言いました。「三退」の意義を説明した上で、法輪大法がいかに迫害されているか、テレビでのでっちあげの虚言をも暴露して、彼女の大法への誤解を解きました。数時間の交流を経て、彼女の良知が蘇りました。彼女は自分が共産党関連組織から脱出しただけでなく、家に帰って必ず家族にも伝えると約束しました。
大法弟子として、慈悲を持ってこそ人を救い済度することができると今回の体験で悟りました。以前は、私は年配者に真相を伝えることを積極にやっていなかったのです。なぜなら、彼らは殆ど共産党に加入したことがないからです。しかし、全世界の70億人は全て大法のためにやってきたと師父はおっしゃいました。年配者こそもっと済度されるべきなのです。あの時慈悲心が不足していたと私は今気付きました。
このほど、あることが私の心を深く打ちました。その日、私は公園で年配の夫婦に出会いました。女性は夫を支え、夫は片手で杖を使い、片手で椅子を持って一歩一歩前へ歩いていました。私はこの様子を見て心が非常に苦しく、自分の父は80代なのにそんなに辛い暮らしをしていません。近寄って聞くと、脳血栓の後遺症だと分かりました。私は「椅子に座って、私の話をお聞きになりませんか」と彼にいうと、彼は椅子に座りました。私は、自分が法輪功修煉者で、現在九つの文字だけが人々に健康や平安を与えられると言いました。彼はすぐに私にこの九つの文字を聞きました。私は一文字ずつはっきり彼に教えてお守りを渡しました。
彼の目から涙が降るように出ました。「本当ですか。この年齢で仏法を聞くことができるなんて!」と言いながら合掌して感謝の言葉を言ってくれました。私は脱党を勧めました。彼は共産党組織に加入したことがないそうですが、傍の妻は加入したことがあると彼女が言ってくれました。「あなたは法輪功を信じていますが、私はキリスト教を信じています。大丈夫でしょうか」と彼女は質問しました。「信仰と関係ありません。現在、神が共産党を滅ぼすので、脱退しないと難儀を乗り越える事ができません」と私は説明しました。彼女の安全の為に、仮名で脱党することを勧めましたが、彼女は本名で脱党しました。こうして、2人を救いしました。
この1年顔を合わせて真相を伝えてきた過程は己を修煉して成熟してきた過程です。しかし、師父の要求、法を正す要求にまではまだまだ遠いのです。自分の体験を書いた目的は、皆と交流するためです。間違っていたらぜひ慈悲なるご指摘をお願いします。
最後に、慈悲なる師父に、同修全体に、合掌いたします!
(完)
2010年5月10日
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/5/2/222659.html)
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