長春:法輪功修煉者が迫害され死亡した詳細状況(二)
(明慧日本)2003年の年末、梁振興さんは吉林刑務所で受刑者・李明にプラスチック管で殴打された。倒れた時にスチーム管に頭がぶつかって血が流れ出し、気を失ってしまった。警察が「三書」を書くよう強要したが書かなかったため、板の角の上に十数時間座らされ、でん部が潰爛した。それでも三書を書かなかった梁さんは「大」の字形でベッドに固定された。6監区の区長・魏向輝は管理人に「法輪功修煉者に対しては絶対に手を緩めてはならない」と言った。梁さん、楊光さんなどの法輪功修煉者は、六監区の受刑者・李明、趙広存、劉幹、陳志強などに酷く殴打され、睾丸を力強く挟まれた。また、肋骨の間に指を刺し込まれ、ゴムのムチで殴られ、足で背中、腰を蹴飛ばされた。
2004年7月、梁振興さんは「転向」しなかったことで、厳管隊に2カ月間迫害された。最初はいわゆる面談と法輪功を中傷するビデオを見させられ、次に種々の拷問を受けた。厳管隊で使用している刑罰は、トラの椅子、頭にビニール袋を被せる、指先に針を差し込む、両手を後ろに回して手錠をはめる、電気ショック、火で熱くなったドライバーで火傷をさせる等。また、真冬に服を脱がせ冷水をかけて外で凍えせた。
梁さんは2005年4月、吉林刑務所から長春市鉄北刑務所に移送されて迫害された。独房に監禁されてあらゆる拷問を受け尽くした。梁さんは迫害されている中でも法輪功の修煉を堅持したことで、大隊長・王小光と指導員・張力周は受刑者に指示して梁振興さんを迫害させた。2005年の後半、梁さんは長春市鉄北刑務所22監区から鉄嶺刑務所に移送されて直接独房に監禁され、その後、また教育監区に監禁された。迫害重点対象として他人との会話を禁止された。刑務所に道理を言っても仕方がなく、梁さんは断食で抗議し、3カ月後に身体が極度に衰弱した。
2006年5月6日から梁さんは再び断食で、法輪功修煉者に対する迫害に抗議し、所内の病院は強制的に灌食を行った。足枷をかけ、手錠をはめてベッドの上に固定されたため、ベッドの上で用を足すしかなく、灌食用の管も差し込まれたままだった。5月12日、刑務所の許可で梁さんの妻が面会に行った時、梁さんは足枷をかけたまま、妻に自分の状況を伝えた。刑務所内では梁さんに話しかけることを禁止され、話をした人はすぐに酷く殴打される。梁さんが断食する理由は、このような迫害に抗議し、法輪功修煉者たちを無条件で釈放させるためだった。
2006年6月5日、四平石嶺刑務所は電話で、梁さんの家族に面会に来るように通知し、妻には来させないようにした。梁さんはあと1日で断食1カ月となり、体が極度に衰弱して警官2人に持ち上げられて面会室に行った。鼻には灌食用ゴム管が挿し込まれたままで、毎日高級栄養液の点滴注射をしていると言った警官の話は嘘であると家族は分かった。面会室で十数人の警官が家族を囲み、脅迫で面会の場面を録画した。しかし、梁さんの後ろしか録画していないことに家族が抗議すると、刑務所の警官は野蛮に「面会したくなければ出て行け!」と言った。2006年の6月はすでに気温が熱くなり、ほとんどの人が半袖を着ていたが、梁さんは綿入りの服を着ていた。理由を聞くと、梁さんが寒いと言っているという。家族が服を開いて体がどうなっているか見ようとしたが、警官が慌てて来て梁さんを持ち上げて立ち去り、面会は途中で終了した。
梁んが法輪功の修煉を放棄しなかったため、刑務所と長春市「610弁公室」は梁さんの家族に対して嫌がらせを始めた。街道事務室に梁さんの妻を監視するように指示し、また拘束すると脅迫もした。2006年7月、長春市「610弁公室」は四平刑務所の法輪功修煉者に対していわゆる「矯正教育」を行い、法輪功の修煉を放棄するように強要した。梁さんが拒絶したため、刑務所側は毎日、灌食を行い、灌食後はゴム管を抜かず差し込んだままにした。
梁さんを監視する二人の受刑者は、常に梁さんを刑務所の洗脳班に連れて行って洗脳を行った。4,5人が交代しながら中国共産党の理論を聞かせたが、梁さんは聞こうとも見ようともしなかった。教育監区の監区長・尹守東、管教・楊鉄軍、幹事・武鉄らはスタンガン4本を持って同時に電気ショックを加えた。梁さんは我慢できず2回ビルから飛び降り、1回はスチーム管に頭をぶつけて頭骨が破損し、4,5センチの凹みが形成した。迫害に関与した人員はほかに顔得全、朱永華、王恩国らがいる。
2009年12月、梁さんは四平刑務所から吉林公主嶺刑務所に移送され、継続した迫害で危篤状態になり、2010年5月1日午前10時ごろ、公主嶺中心病院で死亡した。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)
2010年5月11日
(中国語:http://minghui.org/mh/articles/2010/5/5/222899.html)
明慧ネット:jp.minghui.org
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