■日本明慧 http://jp.minghui.org/2010/05/13/mh145564.html 



学習者から弟子になる(二)

文/中国の大法弟子

(明慧日本)「師に手伝って世間を行く」について、私は最初、大法のために何かをすべきという認識だったのが、私はやるべきで、どうすればもっとよくできるようになるか、慈悲心をもってより多くの衆生を救い済度しよう、先史の誓願を全うしようと考えるようになりました。

 それから私は、周囲の各町村に大法弟子が少なく、ある町村には大法弟子が1人もおらず、都市の大法弟子がほとんど真相を伝えに来ていないことに気がつきました。師父は2002年の経文『正念』の中で「大法弟子は既に衆生が救われる唯一の希望となりました」と説かれました。

 この問題について同修と相談した結果、各町村に真相を伝えに行くようにと同修を励ます一方で、私はある町で新たな資料拠点と学法グループを作るという結論にまとまりました。法を多く学んだ結果、恐怖心を抱えていた同修も、今は自分達で真相資料を用意し、他の町村に真相を伝えに行くようになりました。条件の備わった同修が各自で家庭式の資料拠点を作りました。

 わずか2年の間に、私達の地区の同修達の心性が全体として向上でき、真相を伝える面においても大きく突破できました。師父は2005年に発表された『米国西部国際法会での説法』の中で「あなた一人はどのくらいの作用を果たすことができるのでしょうか? 全体がみな作用することができれば、責任者が良く行ったことになります。責任者自身がしっかり行っていても、ただ一人の学習者が良く行っただけであり、それならば、普通の学習者になればいいのです」とおっしゃいました。

 師父の言われたことをしっかりと噛み締めて、自分は協調人ではありませんが、すべての同修が周りにいる同修の協調人になれると考えました。同修間の日常生活、あるいは真相を説明する面において違った意見が出れば、または言われるとすぐ怒ってしまい爆発するようなことが現れると、私はできるだけ1人ずつと交流し、物事が円滑になるように動きました。師父はこのことについて、次のように説かれました。「私がどのように考えているのかをご存知でしょうか? すべての大法弟子を私は見捨てず、皆私の身内なのに、責任者の皆さんはなぜ私の身内を別扱いすることができるのでしょうか?」(『アジア太平洋地区学習者会議での説法』)

 同修が修煉の道で難儀に遭う時、私はできるだけ彼らとよく交流しますが、学法を主にしました。時には真相を伝えることに障害が出ないように、生活に困難が生じた同修に経済的な援助もしてあげました。

 例えば、現地のある同修は、1999年の前半に大法を修煉し始めましたが、数日しか煉功したことがなく、字も読めないし、おまけに夫が憑き物に取り付かれています。修煉し始めた頃、師父が彼女の環境を浄化してくださったことがあったのですが、1999年7.20以後、現地の彼女の知り合いの同修がすべて迫害されてしまって、修煉環境を失いました。自分はほとんど法を勉強せず、その上、その家族の憑き物に対しての認識も足りず、今年の前半まで、憑き物により家族が10万元の借金に負われて精神的に大きな重圧を感じたと言います。毎日、家族間の言い争いが絶えず、彼女は様々な圧力から逃れられず、修煉を放棄しようと考えるようになったそうです。

 今年の旧正月の後、私はこの同修の状況を知ると、毎日同修の家に行き、一緒に法を学び、煉功しました。学法は『転法輪』を中心として、時には現状に合う新経文も勉強しました。また、彼女が安心して修煉できるように、これからの借金の返済計画を一緒に立てました。

 師父が『妨害を排除せよ』の中で、「法は一切の執着を打破することができて、法は一切の邪悪を打破することができますし、法は一切の虚言を打破することができて、法は正念を固めることができるのです」と説かれた通り、絶えず法を学んでいく中、彼女の心性がだんだんと向上し、真相を伝えに出かけ、家庭内の環境も変化し始め、彼女の夫も私達と一緒に法を学び、煉功し始めました。毎日ぶらぶらし、賭博に浸りよくトラブルを起こす人間から、責任感のある大法弟子となりました。憑き物も徹底的に取り除かれました。

 正に「大法身を離れずして 心に真善忍存す 世間の大羅漢 神鬼は十分懼れる」(『洪吟』「威徳」)の通りでした。時には彼が真相を伝え、人に「法輪大法はすばらしい」と教えたりもします。それからの彼女の家庭は争うことと無縁となり、穏やかな家庭生活を送るようになりました。今や彼女の家族4人は全員大法弟子となりました。2人の子供弟子もテレビの中共の宣伝を見ず、他人を罵ったり喧嘩したりしないようになり、礼儀正しい子供になりました。慈悲なる師父のご加護の下で、わずか半年間で、彼女の家庭環境が大きく変わりました。知り合いの常人が、「大法の力は本当に凄いですね。不思議すぎます」と言うようになりました。同修への助けにより、自分自身の心性も各方面において向上したと気づきました。

 以上は私個人の少しの修煉体験です。私はこの2年間、「大法の学習者」から「大法弟子」になったばかりで、師父の言われた三つのことがまだよくできていません。周りの町や村にはまだ真相を知らない人が多くいるので、もっと急いで正法の進展に追いつくように頑張りたいと思います。

 (完)

 2010年5月13日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/4/30/222583.html

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