■日本明慧 http://jp.minghui.org/2010/05/25/mh263441.html 



多数の法輪功修煉者が2009年に迫害された案件を国連に提出

(明慧日本)法輪功人権ワーキンググループは2009年、多数の法輪功修煉者や法輪功を弁護した弁護士が中国当局に迫害された案件を、国連に提出した。それらの迫害は拷問、薬物、恣意的拘禁、嫌がらせなどを含む。中の多くの案件は国連人権レポートに記載され、各国政府に通知された。

 迫害され死亡した案件が関心を集める

 中国当局が任意に人を拘禁したり、死刑に処したりする犯罪行為はずっと国際社会に非難されており、近年、多くの法輪功修煉者を死に至るまで迫害した案件は、さらに国際社会の関心を集めた。国連の処刑問題特別報告者のフィリップ・アルストン(Philip Alston)氏が、中国政府に提出したレポートに20件の事例が挙げられ、うち16件は法輪功修煉者が迫害されて死に至った案件である。

 16人の法輪功修煉者が拘禁された期間の境遇はざまざまだったが、例外なくみな警官に残酷に暴行され、拷問されて死亡した。アルストン氏は、中国民衆の宗教や信仰の自由を確保するよう中国政府に呼びかけた。

 中枢神経を破壊する薬物による迫害

 薬を使って法輪功修煉者を迫害することは中共の一つの手段である。法輪功修煉者への強制灌食および中枢神経を破壊する薬物の注射という手口の残酷さ、範囲の広さ、被害者数の多さは、続けて国連や国際社会の関心を集めた。国連のマンフレッド・ノワク氏調査官も、2009年1月に提出したレポートでこの問題を強調した。

 ノワク調査官は国連が受けた案件の中で、法輪功案件が66%を占め、うち8%は精神病院で行われた迫害だという。薬物で法輪功修煉者に迫害を加える案件は毎日発生しており、2009年7月から9月まで、このようにして死に至った迫害事件の情報が中国から絶えず流れてきた。国連に提出した案件では、雲南省の法輪功修煉者・方世敏さん、万秀英さん、張如芬さん、王蓮芝さん、遼寧省の孫鉄春さん、湖南省の余紹奇さんが受けた迫害事実が挙げられ、国連の調査官の関心を集めた。

 正義ある弁護士が嫌がらせを受ける

 1999年以来、法輪功修煉者のために弁護した多くの弁護士が脅され、嫌がらせをされ、ひいては強制連行された。例えば、広西省百色の韋君弁護士の案件は国連で記録に載せている。韋君さんは2003年4月、法廷で法輪功修煉者を弁護したため、当日から彼の携帯や自宅、事務室の電話を盗聴された。数日後、彼は弁護士免許を当局に没収され、3年の不当判決を下された。

 王永航さんは何度か法輪功の案件を受理した大連の弁護師である。2009年6月16日、再び法輪功修煉者の弁護をした王弁護士は、11月17日に大連裁判所に7年の不当判決を下された。

 2009年、弁護士が中国政府に迫害された案件は、国連の大きな注目を集めた。何人かの国連調査官は発言の中で、中共に説明を要求すると何度も言及した。

 中国当局の迫害が記録に掲載される

 国連調査官のレポートは国際社会で最も権威を持つ人権レポートである。毎年の国連レポートは各国の人権に対する総括である。1999年以来、国連は数千件の法輪功迫害案件を受け、この数は国連の今までの歴史にはなかったことである。

 国連調査官のレポートは、国際社会で最も説得力のある証拠であり、法曹界で最も利用できる政府筋の資料である。

 法輪功人権が2009年に国連に訴えた案件は、下記のウェブサイトでダウンロードできる。http://www.falunhr.org/index.php?option=content&task=view&id=1814&Itemid=0

 2010年5月25日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/5/15/223720.html

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