日本明慧
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人心を放下し 法の中に溶け込む(二)


文/中国の大法弟子

(明慧日本)

 一、家庭資料拠点の設立

 私は妻と2006年に結婚しました。師父がおっしゃいましたように、資料拠点が各地で花開きました。私と妻はパソコンと書き込みドライブを購入しました。最初は主に『共産党に対する九つの論評』や『風雨天地行』というDVDを焼き増しました。その後ある同修がインクジェット・プリンタを持ってきてくれましたので、その設備で『明慧週刊』や『小冊子』を印刷しました。この場をお借りして、私のような業力だらけの人間を、師に従って正法できる偉大な生命に変えてくださいました師父に、心より感謝いたします。

 二、資料を配布する

 私は小さな街に住んでいます。近辺には多くの村があり、私たちはグループ学法を終えた後、三輪のバイクに乗り周辺の村に迫害の真相資料を配りに行きました。数年来多くの村の隅々にまで配りました(この期間中は経験もあれば、教訓や損失もありました)。あるとき、同修たちは100キロメートル以上も離れた県庁所在地のある街に資料を配りに行くことを提案しました。そこは邪悪要素が大きくはびこっていて、修煉者が少ないため、迫害状況は大変厳しく、そこの在住者の多くは大法を理解せず、中には大法に抵触(法律や規則にふれること)していました。しかもその街には24時間、パトカーの巡回があるのです。

  資料を配りに行く3、4日前から、その街に対して発正念をし、邪悪要素を取り除きました。そして私たちは正念をもって資料を数回配りに行き、その街にある平屋の家にはすべて『共産党に対する九つの論評』、DVD、小冊子を配布して、安全に帰還しました。高層ビルを配らなかったのは、当地の修煉者が配ると決めていたからです。この後、この街の周辺の村にも配ることに決めました。このとき大きな損失が発生したのです。

  2007年5月、ある村に資料を配りに向かいました。高速を降りると車検が切れていたので、警察官に足止めされました。同修の皆が車の中で発正念し、私は常人の方法で解決しようと思い、警官と交渉し、100元を渡して解決を計ろうとしましたが、成功しなかったのです。最後、やはり師父のご加護により、私たちは解放されました。この出来事の後、私たちは適時に内に向けて探していなかったため、村で資料を配っていたとき、1人の年配の同修が、村民に通報され、警官に拘束されました。私と他の同修は村の外で発正念をしていましたが、村から外に通じる道は1本しかなかったので、私たちは仕方なく村を離れました。結果として年配の同修は派出所で殴打された後、3年半の労働教養を科せられました。

  2008年の秋、同修たちと相談して、県庁所在地のある街の周辺にある村に、真相資料を配りに行こうと決めました。私たちはよく遠いところへ真相資料を配りに行くため、現有の三輪車では不便なため、ある同修がマイホームを売り、その金で新車を購入し、衆生を救うための専用車にしたのです。私たちは前もって発正念をしましたが、目的地に向かう道中で歓喜心が顕れ、以前は1人の運転手しかいなかったが、今は3人の同修が運転できるようになり、新車でもあるし、スピードが速いうえ広々としており、今後さらに遠いところに行けるねと喜んでいました。このように同修の皆に隙があり、お互いに協調できなかったので、村で真相資料を配っていたとき、同修を探すため、車が村の中で徘徊していたとき、村を巡回していた警備員に発見され、警察に通報されました。

 通報されたことを皆は知らずに配り続けていました。次の村に移動したとき、数台のパトカーに囲まれました。皆が一瞬の判断でわずかな隙を利用して、畑に突進し脱出に成功したのですが、購入したばかの新車は警察に没収されました。皆が散らばり、一晩中探して、夜が明けるころになって、合流することができたのです。

  これらの教訓を書き出したのは、同修たちに参考にしてほしいと同時に、自分の不足を正したいからです。この文章を書いているとき、自分は恐れる心があり、迫害されることを恐れていたのです。そして難に出遭ったとき、人心で逃げようとし、自分を迫害されている位置に置いてしまいました。これは邪悪に迫害の理由を与えてしまう可能性があります。今後これらの執着心に注意し、取り除かなければなりません。

  現在は県庁所在地の街、周辺の村は『共産党に対する九つの論評』、DVD、小冊子をすべて配り終えました。以上は私の修煉の中での少しばかりの体得です。精進している同修と比べれば、遥かに不足していますが、今後は正念をもって正しく行い、残された修煉の道を正しく歩みたいと思います。

  師父の慈悲なるご済度に感謝させていただくと同時に、同修の無私の助けに感謝します。合掌。

 (完)

  2010年5月27日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/5/16/223745.html

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