■日本明慧 http://jp.minghui.org/2010/06/03/mh041545.html 



Googleは、正義の第一歩を踏み出した

(明慧日本)米Googleは今年3月23日、中国で提供している検索サービス(Google.cn)での検索結果に対する検閲行為を中止してサービスの提供を停止した。また、香港において新たな検索エンジンを設立すると発表した。

 Googleが約束を初めて果たした

 Don’t be evil(悪事を働かない)が米Googleのスローガンである。しかし、2006年から中国市場に入った米Googleは、Don’t be evilというスローガンを中共体制の下で実現するのは難しかった。

 利益の誘惑のもと、米Googleは中共に協力して、いわゆる『政治と関わる敏感な単語』を検閲した。例えば、法輪功、『共産党についての九つの論評』、明慧ネット、大紀元などのような単語をGoogle.cnで検索しても、中共のメディアによるマイナスな宣伝しか得られないという結果である。

 大紀元新聞によると、中国Google.cnで法輪功に関して検索すると約73万5千の結果が得られた。しかし、これらの検索結果はすべて法輪功についての反対意見、または中傷などの内容で、法輪功団体のサイト(明慧ネットなど)と正当な報道は全てブロックされたという。

 米Googleは過去4年間に、中共の虚言の下で中共による法輪功への迫害の罪悪を隠し続けた。しかし、今、Googleは中国から撤退して、悪事を働かないという商業スローガンに対する約束を実現した。

 強権がネットの自由と出会った時

 Googleの撤退は、中共がインターネットを封鎖し、ネットの検閲を行う行為が中国国内及び国際社会でますます公開され、事実が明らかになることを表した。米Googleは中国から撤退すると同時に、中共のネットワークに関する検閲手段を全て暴くと表明した。中共の「ネット封鎖を徹底的に実行すること」の宣言が、時代の流れと逆らう本性を暴露した。

 金盾プロジェクト及び緑の堤(Skype、Wordpadなどのネット通信ソフトを監視し、ユーザーの個人情報を盗むことも可能)など、中共が開発したセキュリティソフトが莫大な資金を使ってネット封鎖を行い、自由社会のネット通信ツールなどを破壊し、検閲し続けた。Google以外にもFaceBook、Twitter、YouTube、Google DocsとBloggerなどのサイトをブロックし続けている。

 ある人は、ネット封鎖は中共のベルリンの壁だと喩えた。この壁が倒壊すると、中共も崩壊すると述べた。中共自身は一旦インターネットを開放したら、国民はすぐに真相を見て、その嘘でごまかすことができなくなり、様々な罪悪が暴露されるとはっきり分かっている。

 自由にネットを利用することが、インターネットの本来の目的である。中共はネットの自由に反対しており、言い換えれば中共は自由思想と言論の敵とも言える。

 米Googleなどのような良識がある企業はDon’t be evilの下にさらに進歩して、ネット封鎖を突破するソフトウェアを開発し、中国のネット利用者が最大限度のネットの自由を獲得するように望む。

 2010年6月3日

(中国語:http://minghui.org/mh/articles/2010/3/25/220412.html

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