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正法修煉において、向上する(一)

(明慧日本)中国大陸からトロントに来ていつのまにか4年経ちました。修煉の道を歩いてきて、収穫もあり、失敗もありましたが、ここで、自分の感想を述べて、皆さんと交流し、共に向上したいと思います。

  一、大法項目において修煉する

 海外に来たばかりの日々のことを、今でもはっきり覚えています。その時は海外の環境に順応することができず、現実は想像した生活とぜんぜん違いましたので、何回も夜中に中国大陸の同修に電話し、海外の生活は国内より悪く、帰国したいと言いました。同修は法理から私を励まして、「心が衝撃を受けるときは、執着があるからです。それらの執着は宇宙の理と違っているので、取り除けば、順調になります。これから、ぜひよく学法してください。あなたが海外に行ったのは生活を享受することではなく、自分の修煉の道を歩み、法を実証するためです。国内がいいと思うのは、まさに人間の情であり、国内の環境をご存知でしょうか? 海外の環境は、国内と違うので、自分の位置を正しく理解し、よく学法するといいです」と忠告してくれました。同修の言う通りに私はよく学法し、党文化に影響された観念を取り除き、真に法を実証する道を歩き始めました。 

  1 天国楽団で修煉する

 初めて参加したのはかつて中国の同修と一緒に憧れていた天国楽団です。初めて太鼓を見た時、無数の私がその太鼓に向けて飛びついたように、とても興奮しました。内心から私がやりたいことはこれだと思いました。しかし私は音痴で、歌を歌うと調子がはずれてしまいます。太鼓をたたくことは要求がとても高いのです。以前、1日に何時間練習したか忘れてしまいました。最低4時間の練習は日常茶飯事でした。初めて天国楽団のパレードに参加する時、顔に微笑をと要求されました。幸せの涙を出さないように自分を抑え、修煉の道でどんなことをしても、いずれも師父が巨大な心血を払ってくださったのだと分かるようになりました。 

 太鼓をたたくとき、集中しなければならないのですが、もし一つ間違うと聴衆にははっきり分かるのです。しかし、私の思想業力は強く、厳重に修煉を妨害し、ひいては、何回も私の生命を奪おうとする事すらありましたが、私は、法器(楽器)の助けを借り、多くの業力を排除しました。一番印象が深かったのは、パレードに参加する時、雑念を排除しましたが師父の功が私の手を動かしてくださったと感じました。かれらは「貴方に負けた」と言っていました。太鼓を敲くことは、無我の境地に達し、常人の思想を空にし、完全に自分を音楽の中に傾注さえすれば、音楽の勢いが強く感じられるのです。これはいつもパレードに参加する時、達することができる状態でした。

 楽器を演奏することは容易いようですが、実は楽器の後ろには、無数の同修の努力が欠かせず、且つ修煉の要素も存在しているのです。ある日、1日に三つのパレードに参加しましたが、夢の中で自分がロケットように上に飛びあがり、一層一層の天体を突破したことを見ました。なぜなら、毎回パレードに参加する時、自分の執着が見つかり、そのチャンスを利用して真に自分を向上させ、常人を超える修煉者にさえなれば、衆生を救うのも、太鼓の音は威力を帯びるのです。『転法輪』に記されているように「触ったものすべてにエネルギーが残り、ぴかぴかと光るのです」 

 天国楽団の横断幕を掲げて多くの主流社会の人物が暮らしているところを通過するとき、真相を伝える事ができます。多くの華人も私たちに向けて手を振り、微笑します。1人の華人が不思議そうに、「どうして法輪功を修煉する人がこんなに多いのですか? どうして、みなさんは若く見えるのですか?」と私に聞きました。私たちのパレードは主流メディアで放送されますが、パレードを見た人にとても深い印象を残しています。しかし、今は法に要求された基準にはまだまだ遠く、整然としたチームや、響く音には、まだまだ欠けています。修煉者として、向上するにしたがって、ますますよりよくできると自信を持っています。師父が皆にやってほしいと思われることは、より完璧にこなさなければなりません。

 (続く)

 (2010年カナダ法会発言原稿)

 2010年6月3日

(中国語:http://search.minghui.org/mh/articles/2010/6/1/224637.html

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