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正法修煉において、向上する(二)

 (明慧日本)

 二、たくさんの法を実証するプロジェクトを通じて修煉する

  トロントでは、大法のプロジェクト同士で互い連携し、互いに補い合っています。私は3年のうち、新唐人テレビの一部分の項目を担当しました。個人修煉の道が異なると知っているので、同修を参照することはできないのです。新唐人テレビにかかわる人は少なく、1日少なくとも10時間以上働かなければならないのです。常に2日間ぐらい眠れない同修もいます。私たちの仕事をしているところは他の同修と会えないので、常にパソコンで皆と連絡します。交流がスムーズでなく、問題が起きる場合もありますが、私の心性も仕事状態に反映するのです。ですから毎日、仕事をする前に、必ず法を学んだり、法を暗唱したりすると、1日充実感があり、何か間違ったら、すぐ分かるようになります。一番心配しなのは、1日の仕事が終わり、協調人から電話がかかってきて、仕事について何か間違いはあったかと聞かれることです。彼女の電話を聞くと、緊張します。彼女はこの項目に、たいへん心血を注いでいるのです。 

 一週間のうち4、5日は、緊張しながら多くの仕事をこなしています。その時、一番楽だったのは、日曜日に天国楽団の皆と一緒に音楽を練習することです。大法弟子が演奏した音楽を聴いたら、すべての緊張や、不快なことを忘れ、さらに、同修とお互い交流し、自分の執着を捨てるにしたがって、考えの中の党文化の要素が見つかってきました。

 かつて、新唐人テレビの協調人に自分の意見を手紙で出しましたが、採用されなかったので、とても不満でした。その後、インターネットでその人の名前を見ると腹が立ち、彼が提出したどんな意見でも反対しました。私は、彼よりこの項目にかかわる時間が長いので、発言する資格は彼より優先だと思っていました。 

 その週末、楽団の練習に参加した時、同修が私に「最近、あなたが太鼓をたたく時、出た音は耳ざわりです。ちょっと太鼓を調整したほうがいいですよ」と言いました。私はすぐに人に頼んで、太鼓を調整してもらいました。しかし、いくら調整しても、利かないのです。修煉において発生したことは偶然なことはないと知っていますが、心性がしばらく向上しなかったため、このような状況が現れたのです。もう一歩、心性を向上させるべきです。 

 演奏が始まると、強大なエネルギーが私に向かって飛びかかってきたと感じました。「整然としたリズムをたたかなければならないのですが、いくら個人の能力があっても、皆のリズムがずれたら、たたいてはならないのです。新唐人テレビの項目も同じく、自分の意見は正しいかもしれないのですが、もし、全体の方向とずれたら、自分が悪いに違いないのです」と一瞬にして悟りました。太鼓をたたくことは、他人にうまさを見せるのではなく、最も重要なのは、皆がたたいたリズムが1つの曲になるということです。音が出ると、自分の存在がちっぽけになります。自分がたたいた音を他の人と合わせると、強大なエネルギーを発することができます。

 (続く)

 2010年6月6日

(中国語:http://search.minghui.org/mh/articles/2010/6/1/224637.html

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