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正法修煉において、向上する(三)


文/カナダの大法弟子

(明慧日本)

 二、いろいろな試練を受ける

 中国からトロントに来たころ、いろいろな事が自分の考えと全く違うので、大変衝撃を受けました。何回も泣いてしまいました。最も辛かったのは、法輪大法佛学会から、外国に来たばかりの修煉者は、中国大使館前やチャイナタウンなどで真相を伝えるように、他の項目をやめるようにと要求されました。最初、私は法輪大法佛学会の要求にとても不満で、法を実証するために、心血を注ぎつくし、自分が担当している項目をやめる事は、心から本当に受け入れられませんでした。

 その後、私は内に向かって探し、落ち着くようにし、法を読み始めました。『スイス法会での説法』の中で、師父が宇宙の構造について、次のようにおっしゃったのです。「私が話した天体という概念は千万層以上の宇宙によって構成されていますが、それもこの無限で厖大な宇宙の一粒のチリに過ぎず、非常に小さい粒子です」 この法で自分を量り、私の今の境地において、どこまで遠く、広く見えるのでしょうか? 一粒のチリの中で、何を執着するのでしょうか? 実は、自分が執着していたのは、自分が何をしてきたかということで、自分のやりたい事を達成することを放下できず、法を実証する項目のことを考えていませんでした。師父の按排は私にそれを気付かせてくれました。 

 年配者がチャイナタウンで真相を伝える努力をしている様子を見て、なぜここで真相を伝えるのかが分かるようになりました。常人に向けて真相を伝える時、自分の虚栄心を取り除かなければならないのです。座禅をする時、雑念がなく、とても静かで、自我がないと感じ、無限な慈悲があると感じ、涙が出ました。宇宙中にいる私は無名で、法が私を育成し、私は法の中の1つの粒子に過ぎないのです。法が私を円融し、私も法を円融します。もし法からずれていれば、私も淘汰されます。宇宙の法理は厳格で、少しでもずれてはいけないのです。無私になりさえすれば、真に法の要求に適うことになります。

 しかし、私の執着はとても頑固で、どうしても取り除けない時、師父がその業力を取ってくださるように感じます。実は、その執着は自分が悪いことをすることによってできたものです。修煉を通していろいろな試練を受けて苦労し、乗り越えさえれば、自分の道を歩むことができ、師父を手伝い、法を正すことができます。

 (続く) 

 2010年6月7日

(中国語:http://minghui.org/mh/articles/2010/6/1/224637.html

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