■日本明慧 http://jp.minghui.org/2010/06/14/mh141351.html 



人心を放下し 対面で真相を伝える(二)

文/中国の大法弟子

(明慧日本)よく考えたら、もし最初に私は彼がもう駄目だと決めつけて、救ってあげようという念がなければ、結果は当然このようになりません。そして、もし他の同修が電話してこなかったら進行もそんなにスムーズにならないはずです。「大法弟子が真相を伝えるとき、人々を変化させ、その人を救いたければ、人間の負の要素に触れてはいけません。必ず善であってはじめて、問題を解決し、その人を救うことができるのです。」(『二〇〇九年ワシントンDC国際法会での説法』)この法理について一層理解するようになりました。そして全体の力がとても巨大だと感じました。

 二、チャンスを見て、相手の考えに沿って真相を伝える

 以前、真相を伝える時にあまり相手の考えや執着のところを重視せず、いつも自分の観念や認識を押しつけて人を変えようとしました。効果があまり良くなくて、絶えず学法を通じて私は自分を変え、相手の考えや執着に沿って話し、大分良くなりました。

 ある日の午後、家に帰る途中の街頭で二人の若者に宣伝ビラを配られました。私は受け取って「お疲れ様、今の若者も大変ですね」と微笑みながら話しました。若者たちは「叔母さん、もうちょっと何枚か受け取ってくれませんか。私達は他の地区から来たもので・・・」と言いました。「いいよ」と答えると、若者たちは「ありがとうございます。叔母さんはいい人ですね」と言いました。「私は真、善、忍を修めて、法輪功を修煉している人です。当然良い人にならなければならないのですよ。人の為に思いやりすることを師父に教わったのです」と私は教えました。

 そして、私は二人を見て、ゆっくりと話しました。「三退のことを聞いたことがありますか? 見た目からあなた達は少なくとも青年団員でしょう、もしかして共産党員でもありますね」若者たちは、「本当によく分かりますね。私は団員、彼は党員です」と答えました。「それなら脱退しましょう、あなた達は入団と入党の時に誓ったことがありますよね。自分のすべてを貢献すると言って、自分の一生を任せました。あなた達はその一分子になり、額に獣の印をつけられたのです。将来、天が中共を滅する時にあなた達も巻き添えに遭い、淘汰される恐れがあります。あなた達が心からそれと決別すれば、神々がこの獣の印を消して、保護してくれます」と私は言いました。

 「そうなんだ」と二人は共に言いました。私は続けて、「このことを信じても損はないよ。私は心からあなた達のために言っています。もし災難が来たらあなた達が守られ、もし災難がなくても何の影響もありません」と言いました。「それなら三退しましょう」と若者たちは答えました。私は党員の若者に「あなたは福に報われるので徳福と名付けしましょう」と言うと、もう一人は笑いながら「では私は得民にしてくれますか。あなたがこうしているのはまさに民心ですからね」と言いました。私は「いい名前ですね、法輪大法は素晴らしいといつも念じれば、福がおとずれますよ」と言って別れました。

 今回の成功は、やはり相手の考えと執着に沿って話した結果です。当時、相手が自分の宣伝ビラを早めに配り終えたいと思っていたため、私は彼のために助けてあげて、当然相手は喜びました。こうして後の話によい準備をしました。三退のことを話してから、現代人の利益をよく考える執着を利用して、損がないと強調しました。こうして、彼らは正しい選択をしました。そして、話している間、私はずっと善の心で話しました。善の力は無限で、良くない要素を解体することもできます。このようにして、私は異なる場所でたくさんの人に脱党を勧めました。

 三、真相を伝える中で人心をなくす

 真相を伝える中で、私は徐々に恐怖心や差別心をなくしました。ある日、同修と近くの農村に真相を伝えに行きました。畑の中の小さい道に踏み込んで、すぐに正面から制服の警官が来ました。心がどきどきして、口を開けず、そのまますれ違いしました。少しすると若者に会いました。今度こそ恐れてはいけない、人を救うのが大法弟子の使命だと思いました。慌てて話をして、真相を伝えました。同修がそばで発正念をして、相手は三退をしました。私は全く恐怖心が湧いてこなかったのです。しかし、ペンを取り出した時にずるっと転んでしまい、血が流れてズボンが赤く染まりました。立ち上がって、「修煉者に表れたことに偶然はない。今起きたことについて悟らなくては」と思いました。

 (続く)

 2010年6月14日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/6/5/224891.html

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