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法輪大法への表彰、オタワ市議会満場一致で可決(写真)

(明慧日本)カナダのオタワ市議会は6月9日、Alex Cullen議員の法輪大法を表彰する動議案が満場一致で可決し、6月9日を『オタワ法輪大法デー』と指定した。
Alex Cullen議員(右一)
Peggy Feltmate議員と法輪功修煉者たち


 ビジネス訪問後の「承諾」

 在任中のLarry O’Brien市長をはじめ、過去のオタワ市長達が法輪大法と法輪大法修煉者の地域における貢献を表彰しており、今年もその予定であった。しかし、Larry O’Brien市長は中国のビジネス訪問後、状況が変わった。

 法輪大法佛学会代表・戴さんの話によると、今年の4月頃、5月13日に『法輪大法デー』の賞状を授与するとオタワ市からの通知があった。にもかかわらず、その後、市長から表彰を行わないという連絡が入ったという。

 Ottawa Citizen、CFRAラジオ放送などの主流メディアの報道では、市長はある人に「承諾した」ため、今年は表彰しないということだった。その件について、Bay市議員はこう語った。「その承諾について、市長は具体的に話さないので、誰に承諾したのかもよく分かりません。その決定は賢明ではないと思います」

 オタワ市議会からの褒章

 Larry O’Brien市長の法輪大法を表彰しないという決定は、議員らの同意を得られなかった。法輪功団体の地域貢献のため、表彰すべきだとAlex Cullen議員が述べた。

 6月9日、オタワ市議会で今年も法輪大法を表彰するという動議案に全議員が賛成した。

 Alex Cullen議員は「一部のオタワ市民は法輪功修煉者で、彼たちは積極的に地域の活動に参加しています。我々は毎年のように法輪大法デーを表彰します。結社の自由・言論の自由・宗教の自由は、憲法で保証されている権利です。私達は法輪功に対する認可を拒絶する理由がありません」と語った。

 Peggy Feltmate議員はこのように話した。 「決議に満足しています。皆さんが法輪大法の価値観を認めて、法輪大法を表彰することもオタワ市議会の伝統となりました。2001年のBob Chiarelli市長から、毎年のように表彰を送っています。議員たちはその貢献を認めたうえで、判断したわけです」

 褒章には「法輪功愛好者は『真・善・忍』の精神理念を堅持して、それを日常生活の中で実行している。すべての環境と状況において、より良い人になるよう努力している。しかも、健康を促進する気功法で体を鍛えている」と書かれていた。

 価値観を犠牲にして利益を得てはいけない

 戴さんは「我々は国家間の正常な貿易活動に反対しません。しかし、貿易は、カナダの民主国家としての、最も根本的な価値観を犠牲にしてはなりません。中国政府は、法輪功への弾圧をカナダにまで手を伸ばそうとしています。彼らはまさに、他国の普遍的な価値観を壊そうしています。中共を信用して追随するすべての人々は、実質上、自分自身に危害をもたらすことになります」と述べた。

 市長候補のJim Watson氏は、市長の決定について「ある人の圧力に屈して、約束を交わしました。誤った決定です。市長から妥当な説明がなかったので、その意見に同意できませんでした。人権は経済発展より大事なことだと思います。これこそ人権問題——法輪大法デーを宣告する権利です」

 Peggy Feltmate議員は、次のように述べた。「我々は自分で決定する権利があり、違う意見(他の政府のやり方)に対して反論する権利もあります。だから、彼ら(中共当局)に従うような行動を取ってはいけません。もし、そうなったら、カナダに影響してカナダ人を失望させてしまいます」

 2010年6月15日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/6/11/225243.html

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