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年配学習者が生死の関門を乗り越えた体得


文/老梅

(明慧日本)私は1995年3月に法輪大法の修煉を始めて、今年76歳です。10数年の間、何回も苦しい「消業」を経験してきました。

 はじめて経験した「消業」は修煉して1年未満の時でした。38℃から40.4℃までの熱が12日間も続きました。家族はとても心配しましたが、これは病気ではなくて「消業」ですので、良いことだと思い、そうするとそのうち治りました。それから周期的に熱が出て、咳を伴って、ひどい風邪を引いたようになり、時には足腰が痛くて、それが毎回5〜7日間続きます。このように頻繁にある「消業」を、師父と大法に対してまっすぐ信じる気持ちで乗り越えてきました。

 1999年7月法輪大法が迫害に遭い、私は大法を守るために上京して、迫害を受けました。家族の理解がなく、世間の人も私を嘲笑します。私はこの重圧を背負って、毎日学法と煉功し、一日も中断したことがありませんでした。そして、その時から世間の人に真相を伝えるようになりました。

 数年もの間、常人に会って真相を伝えることと、「三退」を勧めることを続けて、中断した日がありません。毎日家に帰ると、その日の活動に現れた不足点をまとめて反省しました。

 2007年11月、夫がガンを罹って、2ヶ月もしないうちに他界しました。長い間、私はとても落ち込んで、よく涙を流しました。私は毎日常人を救い済度するために飛び回っていますが、自分の夫すら救えませんでした。彼に申し訳なくて、ちゃんと面倒を見てあげられなかったことばかり考えて後悔し、完全に常人の「情」に溺れたため邪悪の隙に乗じられ、大きな苦難が訪れました。

 2008年11月1日午前、外から帰って昼食の用意をしていた時、突然、頭を下げたまま上げられなくなりました。上半身が何かにしっかり巻かれたように息が苦しくなり、胸に激痛を感じました。私は直ちに「師父、救ってください!」と叫びました。2回叫んで、話せなくなって、地面に倒れてしまいました。どのくらい時間が経ったか分からないが、しばらくすると意識が戻ってきました。それから何回も嘔吐して、食べても食べなくても吐いて、激しい咳のため呼吸困難に陥りました。同修に励まされ、やっと無理に少し食べました。このような苦しい状態が12日間続きましたが、私はずっと学法を怠りませんでした。

 13日目に少し良くなり、私はまた外に出て真相を伝えました。でもまだ食欲がなく、眠れないし、咳も出ましたが、じっと我慢しました。私はもっと多くの人を救うために生きて生きたい、と師父のご加持をお願いしました。きっと私が負っている業が多すぎたために、今のようなひどい「消業」状態が現れたのです。自分の世界の衆生のためにも、今を乗り越えて生きていかないと、と思いました。

 5ヶ月もこのような状況が続きました。とうとう全身がむくんで、両足はとても太く腫れて、歩く時とても重かったです。全身に力がなく、血を帯びる咳が出て胸水が溜まり、体重は62キロから48キロまで減りました。その時私は他の都市に居たため、周りに同修が一人も居なかったけれど、依然として毎日真相を伝え、「三退」を勧めました。

 しかし、2009年3月30日夜中、突然とても息苦しくなり、深夜3時15分まで良くなりませんでした。私は『転法輪』を手に取り、師父の写真を見ながら、「師父、私は死にたくありません。私は師父と一緒に本当の家に帰りたいです。師父、私を救ってください。もう本当に我慢できません」と泣きながら師父にお願いしました。今回、我慢できなくなり、病院に行ってしまいました。血圧は220/170と高くて、腎臓機能もあまり良くなく、胸水が多く貧血だと診断されました。病院からは、心臓に人工弁を入れること、および3ヶ月の休養を宣告されました。

 これは病気ではなく、たぶん長期にわたり放下していない執着が邪悪に乗じられた、と分かりました。今のように人を救い済度する大切な時期に、正法時期の大法弟子として、病床に横たわることができますか、と考えたとき、私は学法と静功をして、看護婦たちに真相を伝えて「三退」を勧め、そして退院を願い出ました。

 私は自分にこう聞きました。あなたはどうしてこの世に来たのですか? あなたの千万年待ったのは何のためですか? 魔難がやってきたのに内に向って探さず、常人のレベルまで下げたのは、自分を駄目にしただけでなく、自分の世界の衆生をも駄目にしたことになるのではありませんか。そして、私はこれから断固として修煉を続けて、自分の全てを師父の按排に任せます。よりいっそう「三つのこと」に最善の力を尽くし、多くの人を救い済度して師父に恩返しをしようと思いました。

 このように、私は重い体を引きずって、また毎日真相を伝えて、「三退」を勧めに出かけました。

 だんだん全身各種の病状、息苦しい、胸の痛み、喘息、むくみ、食欲がない、不眠など、全て消えていました。知り合いの医者(同修)は、こんなに深刻な高血圧、狭心症、心筋梗塞が、薬品を使用せずに回復できるのは、本当に不思議です! あなたは医学の奇跡を造りました!

 修煉は厳粛なことです。どうしてこんなに長い間深刻な病業が現れたのでしょうか。私は内に向かって探してみました。夫に対する情を放下していないほか、毎回心性の関門に遭った時しっかり乗り越えられなくて、結局、難関は積み重ねられ、邪悪に乗じられる隙ができてしまった、と分かりました。師父が救って下さらなかったら、私は間違いなく死んでいます。この点を認識できてから、その後、心性の関門に遭った時、比較的順調に乗り越えることができました。 

 修煉とは、着実に心を修めなければならないことだと、私は大きな苦難を経験してやっと悟りました。今の私はいつでも、どんな場所でも、どんな相手でも、出会った全ての人に真相を伝えることができるようになりました。ある日、私はある東北出身の男性に真相を伝えて、彼はその場でとても気さくに党組織を脱退しました。そして、彼は2つの親指を立てて、「あなたたち法輪功はみな善良な人で、このように一人ずつ真相を伝えて、本当にすごいです! 」と言ってくれました。私は感動で涙があふれて、師父が彼の口を通して私を励ましている、と分かりました。このような例はとても多いです。例えばある日、野菜を売る人に真相を言った時、最初彼は信じようとしませんでしたが、最後に、「これまでにこのような話を耳にしたことがないですね。そういえば、本当に神が私を救いに来ていますね」と言ってくれました。

 今後、私はもっと精進して、自分をしっかり修めて、「三つのこと」をきちんと行っていこうと思います。

 2010年6月17日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/5/24/224135.html

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