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フランス月刊誌:法輪功修煉者に対する迫害停止を呼びかける

(明慧日本)フランスの月刊誌は「中国で拷問がいたるところで起きている」と指摘した。この月刊誌は中国政府に対して、直ちに法輪功修煉者を含む一切の団体への弾圧を停止するように要求した。

  月刊誌はその6月号の中で、中国共産党(以下「中共」)が法輪功修煉者に信仰を放棄させるため、拷問をしていることを譴責した。また、記事では法輪功修煉者・陳珍平さんが刑務所で拷問されたことを例に挙げている。法輪功の信仰を放棄しないため、2008年8月、陳さんは中共当局に正当な理由がないにもかかわらず8年の判決を下された。最近、陳さんと同じ刑務所で監禁された人の話によると、陳さんはいつもベッドに縛られて殴打され、トイレに行くことも許されず、薬物の服用を強いられた。法輪功修煉者がもし信仰を放棄しなければ、毎日法輪功を汚す番組や大音量の音楽による耳への刺激的な拷問を受けるという。

  ACATによると、中国の刑務所や留置場などの政府機関は、拘留された人に手錠をはめて吊り上げの状態にしてから、睡眠を奪い、意識不明になるまで殴打するなどの拷問が行われているという。その目的は、自白を強要して、当局が用意したいわゆる「有罪を立証する証言」にサインをさせるためである。拷問を受けたため死亡したケースも多く見られる。

  近年、精神病院でも迫害が行われるようになった。目撃者によると、拘留される人は精神病院で神経系統を破壊する薬物を注射されているという。

  ACATによると、通常、受刑者への虐待は、釈放する少し前に停止する。それは、被害者の身体に拷問された跡を残さないためだ。そのため、被害者が事後に弁償を要求することもできない。もし被害者が人権の侵害を訴えれば、被害者とその弁護士は加害者から恐喝を受け、逮捕されたり、行方不明になったりするケースもある。しかしながら、訴訟にかかわったことが理由で労働教養収容処分を科されて拷問を受けることは、世界中見ても非常に稀だという。

  情報によると、不法な拷問は留置場で行われる場合が多いという。被害者は信仰を持つ少数民族が多い。例えば、人権の擁護者、法輪功修煉者、キリスト教徒、仏教徒、チベット族とウイグル族などの少数民族等が迫害を受けているという。

  ACATの責任者・フランシス・ウォルター氏は「拷問の禁止は国際人権の核心といえます。国連加盟国の4分の3は、すでに拷問を禁止する条項を認可しましたが、拷問は専制独裁政権の国家ではいまだに普遍的に見られます。このように、人々は、残酷な迫害といじめを受け続けています。拷問は絶対に邪悪であり、我々ACATは拷問が地上から消えてなくなる日を待ち望んでいます」と述べた。

  2010年6月25日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/6/13/225351.html

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