■日本明慧 http://jp.minghui.org/2010/06/26/mh270267.html 



胡錦涛カナダ訪問:法輪功修煉者は迫害停止を呼びかける(写真)

(明慧日本)中国共産党(以下「中共」とする)の胡錦涛主席のカナダ訪問を前にして、バンクーバーの法輪功修煉者らは2010年6月19日、中国領事館の前で集会を開き、カナダを訪問する胡錦涛に法輪功への迫害停止を強く呼びかけると同時に、カナダ政府に中共政権下で行われている人権侵害、特に法輪功に対する迫害への反対の立場を明確に表明するように要望した。


横断幕を掲げ、迫害の停止を呼びかけるバンクーバーの法輪功修煉者

 カナダ「国会の法輪功の友」の代表で、国会議員のビル・シクセイ氏(Bill Siksay)は、法輪功修煉者側にいることは、光栄であり、誇りに思うと話した。親族が中国の刑務所に収容され迫害されているバンクーバー在住の法輪功修煉者は集会で発言し、中共による迫害を世に知らしめ、ハーパー首相に会談の中で中国の人権問題に触れ、法輪功に対する迫害の即時停止を働きかけるよう呼びかけた。行き交う民衆は関心を寄せ、支持を表明した。

  カナダ政府は共産党政権の狡猾な手法に警戒すべき

  カナダ法輪大法学会は声明を発表した。「胡錦涛のカナダ訪問に際して、私たちは再びカナダ首相および国会議員に呼びかけます。この機会を利用して公の場で、胡錦涛及び中国政府に対して、国家が主導する法輪功修煉者への迫害を終結させ、収容されている数多くの法輪功修煉者、そしてカナダの法輪功修煉者の家族12人の早期釈放を求めていただきたい」と。12人のうち、刑期が12年の人もいるという。バンクーバー在住の法輪功修煉者の中で、26人が中国で強制連行され迫害された。

  声明はカナダ政府に対し、中共政権の狡猾な手法に騙されないようにと忠告した。中国の人権問題について、扉を閉ざして何も話さず、若しくは自己申告の罠に陥ってはならない。

 声明はハーパー首相に、中国の人権問題、特に法輪功の迫害問題を会談日程に入れるよう希望し、首相の信条である「カナダの重要な価値観を堅持」し、人権を「金銭と引き換えない」ことを強調してほしいと呼びかけた。

  法輪功修煉者側にいることを光栄で、誇りに思う

  カナダ「国会の法輪功の友」の代表で、国会議員のビル・シクセイ氏は発言の中で、「法輪功修煉者は長期にわたる迫害を受けてきている。私は法輪功修煉者側にいることを光栄で、誇りに思う」と話した。

  「われわれは、法輪功修煉者が中国で受けた迫害に最初から関心を持って注目してきました。簡単に言うと、人々は宗教への信仰や精神修煉したことが理由で刑務所に入れられ、虐殺されてはならりません。われわれは中国で監禁され失踪したカナダ人の親族にも関心を寄せています」

  「今日、カナダ「国会の法輪功の友」を代表して、われわれはカナダ首相に呼びかける。今月下旬、胡錦涛訪問の際は、人権問題を重要課題として提起するよう要求します。カナダ政府はこの問題を常に指摘しなければならず、カナダ国民の多くは法輪功修煉者が受けている迫害に関心を持ち、注目しているということを伝え、われわれが提出したカナダ国民の家族12人の法輪功修煉者の名簿を胡錦涛に手渡すことを求めます」。

  一家5人が受けた迫害

  中国からカナダに逃れた法輪功修煉者の荊采さんは次のように話した。「私の母親、弟、姉夫婦、私は法輪功を修煉したことで、中国で大変な迫害を受けてきました。弟の荊漁はいまだに大連刑務所に収容され、長時間労働などの迫害を受けています」と。

  荊さんの話によると、一家は法輪功の修煉を辞めなかったことが理由で、本人と姉が13年の実刑を科され、生命が危機にさらされるまで迫害された。刑務所は責任逃れのため、医療行為という理由で荊さんを仮釈放した。後になって荊さんは中国からの脱出に成功し、カナダにたどり着いた。弟は10年の刑に処され、大連刑務所に収容されている。母親はスタンガンで電撃を受けて片目を失明し、歯が抜け落ちた。義兄は20本以上のスタンガンで同時に電撃された。

  中共は依然として迫害を続け、さらに悲劇を作り出している。中共は邪悪な本性を改めたことがなく、改めようとしない。近い将来、中共は犯した罪を償うことになる。

  自由、民主および人権を尊重するカナダは、偉大な国家になった。次週、胡錦涛と会うハーパー首相は人権問題を提起し、法輪功修煉者への迫害を必ず停止するよう交渉してほしい。信仰の自由はもっとも基本的な人権であり、中国国民も例外ではなく、同様に自由や権利を享受すべきだからである。

  罪悪に対する沈黙は、相手の犯罪行為を黙認すること

  法輪功修煉者の聶歌さんは、元癌患者だった。聶さんは不幸にも交通事故で夫、母親、伯母を亡くした。生死の淵に立たされた聶さんは、幸いなことに法輪功に出会い、健康を取り戻した。彼女は法輪功が迫害を受ける3年前から、公安局に4回にわたり拘束、暴行された。身の危険を感じた彼女は、シンガポールに住む娘の家に身を寄せた。しかし、中共は迫害の手をシンガポールにまで延ばし、シンガポール政府を利用して、彼女の私生活を妨害し、国外退去の圧力をかけ続けた。彼女は仕方なくカナダ政府に救助を求め、カナダに移住した。

  彼女は「法輪大法は私の命を救っただけでなく、私に善い人、人のため生きる人になるように教えてくれました。法輪功修煉者は『真・善・忍』をもって自分を律し、家庭が睦まじくなり、社会の道徳を昇華させ、社会に幸福をもたらした。このような人たちが、中国で残酷な迫害を受けて11年になります。この迫害で数え切れないほどの家庭が、親を亡くし、子供を亡くし、夫や妻を亡くした。修煉を放棄しない人は、仕事を解雇され、学校を強制退学させられ、睦まじい夫婦は強制的に離婚させられるに至りました。中共の法輪功に対する迫害の手段は、遥かに人間の想像を超えています」と述べた。

  彼女は最後に、罪悪に対する沈黙は、相手の犯罪行為を黙認することになる。胡錦涛は善悪を識別し、危険の瀬戸際で踏みとどまり、江沢民と決別し、法輪功に対する迫害を停止するようにと呼びかけ、カナダ政府、カナダ国民に、継続的に正義の手を差し延べ、法輪功への迫害停止を呼びかける、と述べた。

  民衆は次々と法輪功への支持を表明

  集会終了後、バンクーバーの法輪功修煉者は、それぞれが住む街に戻り繁華街でハーパー首相への呼びかけの署名活動を行った。

  署名活動は1週間続き、多くの法輪功修煉者は「毎日多くの世人が法輪功の真相を知り、人々は積極的に署名に参加した。ある修煉者は1時間で30〜40人の署名を集め、人々はこの迫害を厳しく非難した。

  法輪功修煉者の張さん(女性)は、私たちが行っている署名は迫害を制止させるための活動であり、同時に署名を通して人々の善念を啓発し、素晴らしい未来を迎えて欲しいからで、カナダ政府に法輪功の迫害停止を呼びかけたのも、カナダ国家および国民に明るい未来を持ってほしいからである。

  2010年6月26日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/6/20/225721.html

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