車が盗まれた後
(明慧日本)私は張勝斉と言います。2001年に露店商売を始め、お客様を大切にし、信頼できる商売精神に基づいて、正直な商業の道を貫いています。現在すでに4つの支店を持ち、従業員は8人。2009年の年末、私は苦労して稼いだ金でサンタナを買って、1人の運転手を雇いました。車を買った後、私の商売は鬼に金棒となり、日増しに繁盛しています。
しかし、災いは意外な時にやってくるものです。今年5月21日午後6時に仕事が終わった後、運転手と車が帰って来ていませんでしたが、その時はあまり気にしませんでした。翌日になっても車と運転手に会えず、電話も連絡もありませんでした。そこで、私はあちこち尋ねてみましたが、音信はありませんでした。あまりに不思議で、白日の下で、運転手と車は突如として蒸発してしまいました。
運転手の家族も私に運転手を捜し出すよう求め、私は文化派出所へ事件の届けを出しました。受付の警官は、事件の内容がとても深刻であると感じ、そして、できるだけ早く各派出所、交通警察に知らせて、車と人の行方を探すと答えてくれました。2日以上経って、文化派出所は私に刑事警察へ届けを出しなさいと言いました。そこで、私は運転手の家族と一緒に刑事警察に行きました。刑事警察は私の陳述を聞いた後、上の責任者に伺いを立てなければならない、できるだけ早く返事すると言いました。帰った後に、私はしかたなく2つの店の営業を停止して、人を動員して車と運転手を捜し、一方で、運転手の家族を慰めなければなりませんでした。
1週間以上経って、私は運転手の家族から電話を受け、運転手が帰ってきたと聞きました。それを聞いて、私は安心しました。そして、私は急いで運転手に会いに行きました。運転手は私に事件の経過を述べました。
「5月21日午後5時頃、私が公衆便所に行った時、突然後ろから人(国保大隊の馬曙光)が飛び込んで来て、首を締め付けられ、連行されました。彼は私の車の鍵を奪い、店の入り口に止めていた車を盗んで行きました。私は国保大隊の「610弁公室」、刑事警察大隊、莱陽の党校洗脳班に送られ、最後に招遠市の洗脳班に送られました。この期間、私は残虐な拷問で自白を強いられ、1週間以上経ってからに無条件で釈放されました」
その原因は次のようだという。
「莱陽市に柳志梅という精神病患者がいました。柳志梅さんはかつて清華大学の学生で、法輪功の修煉を堅持したため、2001年に12年の不当判決を下され、山東省の女子刑務所に送られました(当時21歳)。柳さんは刑務所の中で残忍悲道な精神的な迫害と拷問を受けました。2008年11月に釈放される3日前、刑務所側は体を調べると言って、柳さんに注射した。帰って来て3日間後、柳さんは突然記憶を失って、精神病になりました。柳さんの母は聡明で賢い娘が突然このように気が狂ったのを見て、悲しみの中でこの世を去りました。ほかの法輪功修煉者が柳さんの世話を引き受けました。
2010年4月16日、莱陽市の柏林庄派出所は、戸籍簿をチェックするという口実で、柳さんと世話をする4人の法輪功修煉者を連行しました。数日後、柳さんと3人の修煉者は無条件で釈放されて、高春紅さん(私の兄)だけが留置場で迫害を受けました。1カ月後、また莱陽の党校洗脳班に移送されました。原因は、高春紅さんの借家で柳さんの世話をしたためです。この期間、柳さんが迫害されている情報が国際社会で暴露され、国際人権組織の注目を集めました。莱陽市の『610弁公室』は、私を柳志梅さんと関連があると疑い、しばらくの間尾行、監視して、2010年5月21日に計画的に強制連行を実施しました」
この事を聞いて、私はたいへん憤慨し、あまりにも不思議に思いました。法律の執行部門として、このようなでたらめなことは、人情と道理に合いません。同情心があるのは人情の常で、我が中華民族の美徳で、彼らはこのように極悪で、あんな下劣なことをするなんて。その上、白日の下で人を連行して車を盗むとは、憲法や法律、道義上許されません。
そこで、私と運転手は関連部門に車を返すように求めました。盗みに関与したのは公安局、国保大隊の馬曙光、孫という人です。最初、彼らは盗んだことを否認して、見ていないと言いました。後に、運転手の車が合法的ではない疑いがある、書類を見せて欲しいと言いました。私は車のすべての手続きを揃え、公安局にも記録があります。車が窃盗され、20数日間取り押さえられ、多くの商売が遅れ、大きな経済的損失をもたらしました。以上の関連部門と関連責任者の犯罪事実に対して、起訴します。
一、公安局、国保大隊と責任者の強制連行、自動車盗行為を起訴する。
二、公安局、国保大隊、党校の洗脳班および招遠洗脳班は、私の従業員の人格を侮辱、拷問、不法拘禁した事に対して起訴する。
三、公安局、国保大隊の関連責任者の法律執行者が法を犯す行為を起訴する。
四、責任者がわけもなく車を取り押さえたため、商売の経済的損失をもたらしたことに対して、法律に基づいて賠償するように求める。
2010年6月27日
(中国語:http://minghui.org/mh/articles/2010/6/17/225517.html)
明慧ネット:jp.minghui.org
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