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遼寧省:法輪功修煉者の夫婦が迫害され死亡(写真)

(明慧日本)遼寧省葫芦市の法輪功修煉者・王瑞奇さんは妻・史迎春さんが迫害されて死亡してから80日目、悲しみと苦しみのあげく病気で倒れ、2010年6月8日に死亡した。史さんは法輪功の修煉を堅持したことで、北京オリンピック前に連行されて懲役7年の不当判決を言い渡され、2010年3月17日に遼寧省女子刑務所で警官の指示を受けた受刑者8人に殴打されて死亡した。労働教養を受けている息子・王サツさんは、両親が死亡したことを知らない。

王瑞奇さんと妻の史迎春さん

 王瑞奇さんが死亡した後、家族は息子の王サツさんを最後に父と会わせたかったが、母親が死亡した時、遼寧省女子刑務所が連絡を遅らせたため、王サツさんに面会に行く時間が取れなかった。王サツさんは現在も、母親が亡くなったことを知らない。王サツさんの妻の話によると、王サツさんは2カ月後に釈放される予定で、休暇で帰宅しても両親が亡くなった事で打撃が大きく、3日しかない休暇の後に労働教養所に帰って残りの2カ月をどう過ごせばよいかを心配して王サツさんには知らせなかった。

 王瑞奇さんはよい仕事とよい家庭を持っており、家族3人が全員法輪功を修煉して心身ともに恩恵を受け幸せであった。王瑞奇さんは会社でも日常生活でも常に他人を先に配慮し、会社の知り合いの中でも評判が良かった。1999年「7.20」以降、王瑞奇さんの家族は中国共産党に迫害され始め、幸せだった家庭は支離滅裂になった。

 中国共産党が法輪功を迫害し始めてから11年、王瑞奇さんの家族は団欒で集まることができず、長年留守をしたため、家には埃が厚く積もり、一部には煉瓦が落ちて、窓も壊れていた。2007年6月から2008年8月2日までの間、家族は団欒に集まったことがある。王瑞奇さんは2回拘禁され、2回労働教養されて5年監禁された。妻の史迎春さんは4回の拘禁、2回の労働教養、1回不当判決を言い渡され、迫害により死亡するまで6年8カ月監禁された。息子・王サツさんは4回の拘禁、3回の労働教養で、8年監禁され、現在も馬三家労働教養所で迫害されている。

 王瑞奇さんは乾癬、胃潰瘍などの疾病にかかっており、他の気功では効果がなかった。1996年から法輪功の修煉を始めた後、長年患っていた持病が快復し、自身に新しい生命を与えてくれた法輪功と修煉に自信を持つことができた。

 史迎春さんは歯病、胆嚢炎、神経衰弱など多種の疾病にかかっており、健康を得たいと1995年から法輪功の修煉を開始して、約1カ月で疾病から快復した。「真・善・忍」の法理に基づいて自分に要求し、修煉者としての寛容で親族との矛盾を解決してきた。修煉を通じて史迎春さんは心身に大きな変化があり、家庭も幸せになった。

 1999年「7.20」から中国共産党の江沢民集団が法輪功への残酷な弾圧が開始して以来、王瑞奇さんの家族3人は数回にわたって労働教養所に送り込まれ、家庭は支離滅裂になった。

 王瑞奇さんの家族3人は法輪功の「真・善・忍」の信仰を堅持したことで、長年にわたって中国共産党からの非人道的な監禁・拷問で迫害されて心身に傷害を受けた。特に、史迎春さんは2008年10月22日に懲役7年の不当判決を言い渡されて遼寧省女子刑務所で迫害され、息子・王サツさんは2008年10月に再連行され、遼寧省馬三家労働教養所に送り込まれて迫害された。

  すでに60歳を超えた王瑞奇さんは精神と肉体のストレスにより体調を崩してしまい、食事を取ることもできなくなり、痩せこけて全身無気力となった。その前に、会社から解雇されて収入を失ってしまったが、1万3千元の養老保険も支払わなければならなくなり、借金が増えてきたため、アルバイトで生計を立てて借金を返済していた。

 2008年10月、妻と息子が拘禁されてから、王瑞奇さんは家族と別れた寂しさと苦しみに喘ぎ始めたが、崩れた体調で2〜3カ月毎に瀋陽へ妻と息子に面会に行き、100元ずつ生活費を渡した。その時、すでにアルバイトもできなくなり、2010年3月18日に遼寧省女子刑務所から妻が死亡した通知を受け取った。王瑞奇さんは女子刑務所で悲しみのあまり泣き出し、その悲惨さに、現場にいた警官も知らぬふりをすることができなかった。今年の2月に面会に来た時は異常がなかったのに、突然死したことがどうしても納得できず、妻は明らかに迫害によって死亡したと確信した。しかし刑務所は自分たちの犯罪を隠し、また王瑞奇さんを脅迫して火葬にサインするよう強要した。

  王瑞奇さんは史迎春さんの夫として、弁護士を雇うお金もなく、それに刑務所側が火葬にサインしないと法輪功を修煉している他の家族も拘束すると脅迫した。王瑞奇さんは家族の安全のため、また自分の体調も崩れていたため、火葬に同意するしかなかった。帰宅後、王瑞奇さんは悲しみと苦しみにより、健康がだんだん悪化し、2010年5月初めに倒れて食事も取れなくなり、2010年6月8日早朝に死亡した。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

  2010年7月1日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/6/22/225807.html

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