日本明慧
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観念を捨てて人から抜け出る(一)


文/中国の大法弟子

(明慧日本)大法を修煉する前に、「男女平等」や「女性も半分の天を支えている」などの観念を中共に深く注がれました。自分は女性として優れ、顔つきもよく能力も男性に負けないと思っていました。大学に進学することが難しい時期に、私は優秀な成績で見事に入学し、卒業後は人から羨ましがられる公務員の仕事に就職しました。自分を厳しく律して社会の悪い流れに左右されず、人との付き合いもよく、おっとりした振る舞いで皆の尊敬を受けたため、優越感が深く植え付けられました。大法の修煉を始めてから、自分は文化的な教養があり、仕事の関係でたくさんの時間を大法のために使えるため、早くも現地の輔導員になりました。そして同修に褒められて、自分の人心が一層強くなりました。

  男性よりも強いという考えをなくす

 ある日、同修と雑談していたとき、ある同修から孔子が女性と子どもは扱いにくいと言ったという話が出ました。もう1人の同修は、古代では女性が修煉しようとしても難しく、いろいろ妨害されていたと話しました。当時の私はこの話を聞いてカンカンに怒りました。この話はまるで女性を侮辱しており、亭主関白の思想だと、心のバランスが取れず同修と口論しました。それから似たような話題のとき、いつも心に不快感が湧いてきました。論争にならない時でも、平穏でいられませんでした。

 ある日、私と2人の男性とで一緒に借りた部屋を内装しました。砂を7階まで運ばなければならず、私より若い同修が私ともう1人の同修に運ばせようと段取りしました。冗談じゃないと思いましたが、真剣な話だったのです。私が女性だと知って段取りしたのです。この時に頭の中に「陰陽反転」と言う言葉が湧いてきました。私は男性より強いと思っていたのではありませんか? だからこのような段取りになったのです。その瞬間、心がパッと明るくなりました。その後、また同じ話題に触れても私は自分の事を連想しなくなり、自尊心が傷つけられる感じもなくなりました。以前の私が可笑しかったのです。

 師父は「社会全体がこういう状況になると、皆さん考えてみてください、この社会の男性は女っぽい男になり、(皆笑って) 女性は皆男っぽい女になってしまい、(皆笑って) これは陰陽反転なのです。もちろん、今の社会がこのようになっているので、皆さんを強制するつもりはありません。確かに能力が非常に強い女性がおり、本当にたいしたもので、(笑) 能力において時に男性に勝っています。しかし、皆さんは多くの場合、確かに男性を配慮すべきです」(『各地説法六』「アジア太平洋地区学習者会議での説法」)とおっしゃいました。学法を通じて、大法修煉者として私はこのおかしな観念を抱えてはいけません。大法弟子として責任と使命を負っていますので、自分をしっかり修めてこそ人に促すことができるのです。

 (続く)

  2010年7月1日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/6/20/225629.html

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