広州洗脳班、法輪功修煉者を5日間イスに縛りつける
(明慧日本)珠海市の法輪功修煉者・何志維さん(女性)は2009年4月9日、自宅にいたところ、610弁公室の役人らに騙され、玄関の鍵を開けたとたん、強制連行された。そして3箇所の洗脳班で洗脳班教育を受けさせられて14ヵ月が経つ。広州洗脳班において、5日間も縄で縛り上げられた。
何さんは、洗脳班で大勢の共産党の役人らに殴打されたことにより、頚椎を損傷した。一年以上にわたる迫害で、何さんの体は日増しに衰弱していった。このような暴力を受けても、何さんは煉功をしたりスローガンを叫ぶなど、平和的な手段で抗議していた。
今年5月、何さんの家族が面会に訪れたとき、洗脳班は何さんが煉功をしたりスローガンを叫んだのを理由に、煉功の姿勢で、縄を使い5日間もイスに縛り続けた。食事は別の法輪功修煉者に食べさせ、大小便のときは3人がかりでトイレまで運んだという。入浴は許されず、部屋の中は異様な臭いで充満した。警官らは近寄るのも嫌がり、部屋に監視カメラを設置して監視していたという。何さんからこの話を聞いた家族は、監視する警官に対し、「あなたたちのこの行為は、女性に対する最大の屈辱だ」と抗議した。
湛江洗脳班は、何さんを窓のない小部屋に閉じ込め、大音量のスピーカーで24時間ずっと音を流し、睡眠を取らさないようした。法輪功書籍の上に正座させ、8人がかりで法輪功の書籍などを使い頭部を殴るなどの暴行をした。そのため何さんは、頚椎に損傷を追い、頭痛やめまいなどの後遺症がでた。何さんは精神的に崩壊寸前まで追いこまれた。
後になって、何さんの家族は洗脳班に、何さんを椅子に5日間縛り付けたことに抗議した。迫害の担当責任者の田隊長は、「いろいろなやり方で試した。何志維が『転向』に応じないから、この方法を使った」と話したという。
迫害が最も厳しい時期に、何さんの娘は広州洗脳班に電話をかけ、母の声を聞きたいと言った。田隊長は、「おまえの母親は規律違反をしたため、電話に出ることできない。来ても会わせることはできない」と言った。娘が「規律違反とは、どういうことですか?」と聞くと、田は「おまえの母親は狂ったようだ」と話した。娘さんは「そうなったのは、あなたたちが強制連行してからでしょう!」と抗議すると、田は「おまえは、母親がこうなったのは俺たちの責任だと言うのか? そう言うのなら、おまえもここまで来てもらうぞ。来てみるか!」と脅迫した。この日から、洗脳班は何さんの娘との面会を一切拒否したという。
何さんの親戚は広州洗脳班に電話したとき、洗脳班の責任者は「何志維は反動的なスローガンを叫んだ。今、刑に処する資料を準備中だ。ここで煉功してはならない。それでも何志維が煉功するなら、静止状態で生じた障害は、我々は一切責任を持たない」と話したという。
何さんの家族は、広州洗脳班の田隊長に、「いつ釈放するのか? 犯罪の証拠を提出できなければ、このまま収容するのは許されない行為である」と聞きただした。田は「こちらは珠海市の王広山の指示に従うだけで、何もできない。釈放するかどうかは王に聞くことだな」と突っぱねた。
何さんの家族は、数回にわたり王に電話した。王の答えは「三つの条件を何志維が飲めば釈放しても良い。しかし、私一人では決められない、皆と相談する必要がある」と言ったという。
何さんはいまだに広州洗脳班に収容され、迫害され続けている。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)
2010年7月9日
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/6/18/225604.html)
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