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私心を放下しないことで家族を害することのないよう


文/中国の大法弟子

(明慧日本)2009年の正月に起きたある事が、私を悟らせてくれました。それは、大法弟子として私心を放下しないと、徹底的に旧勢力の按排と迫害を否定できず、状況によっては家族を害してしまうことがある、ということです。

 2009年の正月のある日、警察が一枚の紙を持って、上からの法輪功修煉者に対しての調査表だと言って来ました。紙を見ると、10数行ぐらいの文章が書いてあり、法輪功は邪教か? 師父は大仏か? など、「YES」か「NO」で答えるものです。その表を見て、私はすぐに気づきました。これを否定して、完全に協力してはならず、何も書いてはなりません。

 私は以前身体がとても悪く、心臓病、高血圧、頸椎と腰椎も患って、一年に3回も入院し、医薬費は6、7万元かかって、入院しない年でも1万元の薬が必要なので、医療保険のない私は、すべて息子と娘たちに払ってもらっていました。法輪功を修煉してから、病気が治って、この数年は一度も病院へ行ったことがなく、病気の苦痛がなくなり、子供たちの経済的負担も減りました。私は「真・善・忍」を信じて、良い人になることは何の過ちもないので、この表は書けないと思いました。

 警察は私を見て、私の家族を脅しました。「彼女のような態度では、洗脳クラスに行って転化させるしかない、信仰を放棄しないかぎり労働収容所に行くしかない」 夫はこれを聞いて恐れて、恐ろしい形相で「書きなさい」と私を怒鳴りました。私がまだ書かないのを見て、手を振りあげました。私は少しも動じませんでした。

 娘は修煉していないのですが、普段からとても私を支持してくれて、真相資料のコピー、DVD製作などを手伝ってくれ、煉功する時間になったら、煉功をするように、私がしている家事を代わりにやってくれるのです。発正念の時も同じです。警察の脅しを聞いて、娘は慌てて私を寝室へ呼んで、「お母さん、書いて、まず警察を帰らせて、それからいつものようにやればいいよ、何の影響もないから」

 私は「大法と師父が私の命を救ってくれたから、今日みたいにあなた達に手伝って家事をしたり、子供をみたりすることができるのよ。以前なら、何もできなくて、かえってあなたたちに世話をしてもらわないといけなかったでしょう。人間として良心を失ってはだめよ」

 どうしても書かない私を見て、娘は警察に早く帰ってもらうよう何行か書いて渡しました。サインするよう警察は要求しましたが、私はサインしませんでした。警察は帰り際に「610弁公室」をまた来させると言い残した。私には師父がいらっしゃるから、あなたたちにはその権利はないと思い、毎日法を勉強して、発正念をしたので、警察および「610弁公室」は二度と来ませんでした。

  最近、『明慧週刊』を読んで、同修の修煉体験が私を目覚めさせました。突然、次のように悟りました。「これはどんなに大きい罪でしょう。自分を守るため、娘が紙に書き込んだ時、私が思い切り阻止しなかったことで、娘に大法と師父に申し訳ないことをやらせてしまいました。本来、娘は私に多くの大法を実証する事を手伝ってくれて、福を受けるべきなのに、かえって私の私心のため徹底的に旧勢力の迫害を否定できなかったことで、娘に害を受けさせ、大法に対して罪を犯してしまいました。これは、私が彼女を罪深い深淵に押してしまったのではないでしょうか? 大法弟子と言えるでしょうか? まったく常人にも及ばないことです。常人でも『自分が欲しくないものは、人に与えない』というのです。振り返ってみれば本当に恥です。さらに大法と師父に申し訳ないことをしました」

 以上は自分の悟りです。これを書き出した目的は、同修が同じ状況に遭ったら、くれぐれも家族を阻止して、絶対に家族が大法と師父に救い済度もできないほどの罪を犯してはなりません。今後、私はたくさん、たくさん、たくさん法を勉強して、常に法をもって師とし、師父の話を聞き、三つのことをしっかりと行い、最後の道をよく歩んで行きたいと思います。

 以上、不適当なところがあればご指摘をお願いします。

 2010年7月19日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/7/15/227028.html

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