■日本明慧 http://jp.minghui.org/2010/07/20/mh224888.html 



遼寧省:馬三家労働教養所が8カ月間、法輪功修煉者を拷問(写真)

(明慧日本)王海輝さん(30代)は、遼寧省錦州市黒山県に在住の法輪功修煉者である。法輪功をやめないという理由で、瀋陽市馬三家労働教養所に連行され、長期間にわたって拷問などの迫害を受けている。馬三家内部の良識ある人の証言によると、現在、馬三家の警官は未だに「吊り上げ」や「上大掛(両手を極限まで引っぱる)」などの拷問で彼を迫害しているという。2009年10月18日から、警官らはこれらの拷問を使用し始め、8カ月が過ぎても、依然として続けている。王海輝さんの体は、長期間吊り上げられた部位がひどく腫れて腐ってしまい、さらに多くの部位が化膿し、皮膚が裂けた部分は膿か血のようなものが出て、その悲惨さは目を覆い隠すほどだ。

 王海輝さんが監禁されているのは、馬三家労働教養所の第一棟三大隊である。三大隊は2008年9月に設立され、法輪功修煉者を専門に迫害するアジトである。設立された日から、その大隊の警官・高洪昌、于江、井洪波らは外部に対して一切の情報を封鎖し、拷問を利用して、法輪功修煉者に「転向」するよう強要した。王海輝さんなどの法輪功修煉者は長期間「上大掛」、「吊り上げ」、「抻刑(体を四方に引っぱる)」などの拷問を受けているが、これらの拷問は氷山の一角にすぎない(2010年3月10日明慧日本「瀋陽:馬三家労働教養所は邪悪なアジト」を参考。)

実演:馬三家労働教養所での拷問

 馬三家の警官らは、極端にひどい虐待で修煉者つぶしをする迫害政策のもと、一部の耐えられない修煉者は自分の意志に反して強制洗脳を強要され、警官らは精神的に侮辱し尽くし、法輪功を汚くさげすむ言葉を書いた黒板にサインするよう強要する。2009年10月18日、警官は再びこの方法で法輪功修煉者に対して侮辱を行った時、王海輝さんは黒板の前に歩いて行き、雑巾で黒板にサインしてある名前を消した。このため、第一棟の所長 高洪昌、三大隊の大隊長 于江、井洪波をはじめとして、管理教養幹事・李猛、内勤幹事 蘇巨峰らが王さんに対して一斉に狂ったように迫害を始めた。まずは、二十数人の警官により連続して暴行を受け、その後「特別管理室」に監禁され、毎日24時間連続して最も残虐に暴行され、現在までに8カ月が経過している。王海輝さんの生命が危機に陥ったも関わらず、情報が厳密に封鎖されているため、迫害は未だに続いている。

 ここで、私達は世界中の各階層の良識ある人達が迫害を受けている王海輝さんの境遇に注目するよう緊急に呼びかける。力ある良識人達に、王海輝さんを救済するよう呼びかける。同時に、馬三家労働教養所が即時に迫害を停止するよう、王海輝さんなど法輪功修煉者の生命と安全を保障し、法輪功修煉者を拷問することをやめるよう呼びかける。

 「上大掛」とは何か?

 「上大掛」とは、拷問を受ける人の両手に別々に一つずつ手錠をかけ、この二つの手錠のほかの部分をそれぞれ高さの違う竿にかけ、両足をひもでぐるぐる巻きにし、拷問を受ける人の体を空中に浮かせる。手錠が即時に肉の中に入り込む。証拠を残さないよう、拷問を受けた人及び家族が将来、警官を告訴することを恐れ、被害者の両手両足に保護用綿布を掛ける可能性がある。こうすると、手首と足首には手錠による跡が残りにくい。もし、迫害している法輪功修煉者の家族や知人が来ないと分かれば、警官は保護用のものをかけず、さらに遠慮なく迫害を行うのだ。

 法輪功を迫害する専門管理大隊の由来

 馬三家労働教養所の第一棟三大隊は2008年9月29日に設立され、専門的に法輪功修煉者を迫害している大隊である。設立されたばかりの時の大隊長は高洪昌で、中国共産党当局に従って法輪功迫害に「功積」をあげたため、2008年末、遼寧省司法庁と遼寧省労働教養局は馬三家労働教養所の第一男性棟三大隊を省レベルの管轄にし、優秀な教養院であると評価し、拷問で残暴に人権侵害をした大隊長・高洪昌を所長に昇格させ、管理教養科副科長・井洪波を三大隊大隊長に任命した。

 不完全な統計によると、第一棟三大隊の設立初期、少なくとも100人以上がここへ強制連行され、その後、遼寧省司法庁と遼寧省労働教養局は、遼寧省内のその他の都市労働教養所で法輪功修煉者を監禁している大隊を解散し、また連続して、そこにいた男性の法輪功修煉者たちを何回かに分けてここへ集中させた。また、北京から秘密的に強制連行して来た他の地方からの法輪功修煉者も監禁している。これらの連続して馬三家に集められた何十人もの法輪功修煉者たちは、何種類ものひどい拷問を受けた。現在もなお、迫害は依然として続いている。

 万民が恐れる残酷な手段

 馬三家労働教養所内の警官達の話によると、法輪功をやめない限り、残酷に打ちのめし、無情に弾圧するという。これも警官・于江のよく叫ぶ言葉である。

 明慧ネットの報道によると、西安の孫毅さんは法輪功の修煉を堅く続け、このような非人道的な迫害に抗議するため、孫毅さんは断食で基本的人権の侵害及び不法な虐待に抗議した。大隊長の警官・于江の指揮と参与の下、于江とその他の警官数人は何度か80万ボルトの電気棒で孫毅さんに電気ショックを加えた。孫毅さんに対する暴力的な灌食の中、マスタード油を注ぎ、開口器をつけ、長時間口をこじ開け、口を最大限に開け続けるなど極限まで人を苦しませる方法で孫毅さんを迫害し、彼を生かしもせず、死ぬこともできないようにさせた。孫毅さんの堅い信奉がこの難局を乗り超えられるように支えた。迫害に関与しなかった他の大隊警官でさえ、法輪功修煉者をひどく拷問する三大隊の警官らは本当に人間ではないと罵った。王海輝さん及び一部のその他の信奉を堅持している修煉者の家族は、馬三家にいる自分の親族の見舞いに行かなかったため、警官らはさらに憚ることなく迫害を行っている。

 いったい誰が犯罪者なのか?

 中国の刑法第248条の規定は、次のように明記している。「牢獄、拘留所、看守所(留置場)など監禁管理機構の監禁管理人員は、拘留されている人に対して殴打あるいは体罰虐待を行い、状況が深刻な者は、三年以下の懲役または拘禁刑に処する。状況が特に深刻な者は、三年以上十年以下の懲役に処する。人に障害を与え、死亡させた者は本法の第234条、第232条の規定によって罪を定め、重く処罰する」「指摘する必要があるのは、拘留されている人に対する虐待罪(殴打、体罰虐待など)は回数と時間にかかわらず、一回の殴打、体罰虐待で状況が深刻であれば、十分、犯罪として成立する」

 憲法第41条では、次のように明確に規定している。「公民はどの国家機関と国家工作人員に対しても、批判と建議を提出する権利があり、どの国家機関と国家工作人員の違法な汚職行為に対しても、関連ある国家機関に告訴または検挙する権利を持っている」于江、高洪昌らは法を実行する名目で法を犯し、勝手に法律を犯しているのだ。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語の下記のページを参照)

 2010年7月20日

(中国語:http://minghui.org/mh/articles/2010/6/23/225859.html

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