■日本明慧 http://jp.minghui.org/2010/07/21/mh224697.html 



遼寧省:法輪功修煉者が迫害され死亡した事件で、民衆が連名で提訴(写真)

(明慧日本)去年の末、遼寧省撫順市にある五つの村の村民376人は連名で、刑務所で迫害されて死亡した法輪功修煉者・徐大為さんの事件を提訴した。中共(中国共産党)は、この事件を調査せず提訴を発起した者について数カ月かけて大規模な調査を行った。海外のメディアも連続して報道するなど、「連名提訴事件」として国際社会に注目されている。

迫害される前の徐大為さん 

徐大為さんは生前、善良でまじめな瀋陽市飯店の調理師だった

 2009年2月3日、徐さんは8年間の懲役期間が満期となって釈放された。家族が刑務所に迎えに行った時、徐さんの顔が変形し、白髪が増え、骨と皮ばかりに痩せこけて、精神異常となっていた。帰宅してからも食事をする力もなく、咳が止まらず、痰を吐き出す力もなかった。帰宅して13日目の2009年2月16日、徐さんは病院で死亡した。死因は全身器官の衰弱で、医者から「治療可能な時期を逃した」と診断された。徐さんは刑務所で法輪功への信仰を堅持したことで、長期間に渡って電気ショックを加えられ、手錠をされたまま吊るされ、殴打などで迫害され、最後の一年間は家族との面会も禁止された。死因は明らかに東陵刑務所に責任があり、徐さんと同郷の村民たちは自発的に刑務所に行って訴えたが、刑務所は回答を回避するだけでなく、逆に民衆が刑務所を包囲攻撃したと陥れた。

瀋陽東陵刑務所で迫害され痩せこけた徐大為さん

 徐さんが冤罪で死亡した事件について家族が提訴したが、司法部門は受理を拒絶している。そこで五つの村人376人が「人民の提訴を無視しないで下さい」と提訴書に連署し、中共の関連機関に送り、徐さんのような素晴らしい人に判決を言い渡したのは間違いであり、さらに迫害して死亡させたことを指摘し、関連部門は民意を無視することなく、被害者家族に賠償すると共に加害者に刑事責任を追及することを要求した。しかし各級司法行政機関は事件の受理を拒否している。家族は継続して努力し、年1度開かれる、民意を反映できる両会の期間に、提訴資料を中共中央弁公室、投書・陳情機構、最高法院(裁判所)などの部門に送り、この事件を重視するように呼びかけた。

提訴書に376人の村民が連名で署名

 民衆の連名書は、中共が来て調査を行うこともなく、徐さんが死亡した原因についての調査は行われず、連署活動を誰が発起したかを調査し、民衆にこの事件に参与しないよう恐怖と圧力をかけるなど、中国共産党の本質を赤裸々に暴露した。

 大紀元時報の記者が現地の派出所で聞いた話によると、当事件の調査は省公安庁からの指示であり、本事件はすでに結論が下されているという。しかし、どんな結論が下されたかの質問には回答を回避している。

 内情を知る者の話によると、全体的に中共の習慣的なやり方で進行しており、どのような結論を下すにしても、巧妙に名目を立てて、弾圧するための根拠を作るのだという。

 2010年7月21日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/7/11/226829.html

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