法を暗記する中で修煉を向上させる(一) 文/中国の大法弟子
(明慧日本)私は1995年に法輪大法を修煉し始めました。これまでの修煉過程を振り返ると、とても感慨深いです。今日、私は法を暗記することにより、内に向かって探し、精進して向上した体験を話したいと思います。
常人の中で、私は強い女性としてよく知られています。普段は強がりで何でも完璧を求め、長い間、嫉妬心や闘争心、魔性などが生じました。十数年の修煉において、この方面で注意していますが、なかなか大きな変化がなく、実際にトラブルにしっかり対処できませんでした。しかし、法を暗記することにより、法はこの次元の内包だと悟り、自分が生まれ変わったような感じがしました。
一、顕示心をなくす
5年前から法を暗記するようにしましたが、執着が強くてなかなか続けられず、良い効果がありませんでした。最近一年来ずっと続けており、朝は目が覚めてからすぐに法を暗記し、夜寝る前も暗記します。いつも夜12時の発正念をしてから寝ています。昼間は人を救い済度することをして、いろいろなプロジェクトに参加し、あまり時間はありませんが、ほぼ毎日続けています。こうすると、とても良い効果がありました。
ある日、「顕示心」の部分を暗記するといきなり、これまでにない認識と向上を感じ、まるで師父が私に対して諭してくださっているように感じました。「多くの学習者は常人の中で修煉しているため、いろいろな心が捨てられず、そうした多くの心がすでに当然なものになっていて、本人も気づきません。この顕示心理もいろいろなところに現われており、良いことをする時にさえ現われてきます。普段から自分の名誉や利益のために、ちょっとした良いことがあると、それをことさらに言いふらしては、自分がいかにすごいか、強いかを吹聴(ふいちょう)します」(『転法輪』第六講)これまでは、自分に顕示心があるとはちっとも思いませんでした。何度も学法していましたが、ずっと自分とは関係ないと思い込んで、麻痺していました。
認識はしましたが、やはり少しあいまいな感じで、明確な認識とは言えませんでした。ある日の事を通じて、法理に基づいて向上することができました。ある日、同修の家に行って、ちょうど「7.20」に関する横断幕を作っていて、室内に6、7人いました。その中で面識のある人は2人しかいませんでした。部屋に入った途端、Aさんが「ちょうど字を彫る人手が足りません。あなたは簡単な字を彫って、難しいものを私に残してください」と言いました。その版には一部できたのもあって、難しい字がまだたくさん残っています。私は「はい」と言って、順番通りに彫りました。少しやったところで、隣の同修が、難しいと言ってやめました。
少ししてから協調人がやって来て、少し彫ってから私に任せきりでした。以前ならば「いいですよ、全部しますから」と言うのですが、今回はこのようなことをすると顕示心が生じるし、同修の依頼心も助長すると考えました。それで、私は「これも修煉なので、私がやり方を教えますよ」と笑いながら話しました。私が方法を教えると、同修は上手にできて、最後にその同修本人も信じられないほど上手に完成しました。
その日、Aさんの行為をよく観察しました。Aさんは忙しくて、ミシンの故障があるため呼ばれたり、糊作りに呼ばれたり、布を切りこむのに呼ばれたりして、字を彫る暇が全然ありません。しかし、その字はやはりAさんに任せなければなりません。Aさんは数年前『九評』を作る時の私とそっくりです。当時『九評』を作ったときは、皆が私に頼って、いくつかの手順でずっと私が処理するのを待っていて、まるで私がいないとこの事ができないかのようでした。しかし、私は法理に基づいて認識することができず、単純に頑張って人のためにやり切ろうと思ったことで、仕事をする心が強くなり、自分の「顕示心理」を覆い隠してしまいました。数年来ずっと意識もせず、今朝の法を暗記した時に悟らなければ、その後もずっとやりっぱなしで、向上する機会はありませんでした。
大法の仕事をしてから、私は自分の体験を皆に話しました。Aさんはとても感慨深く、まるで私の話はAさんのために言ったようでした。Aさんはずっと自分の不足を探して、劣等感は見つかりましたが、顕示心には気づかず、これまで自分が顕示心を抱えていること自体も気づいていませんでした。
(続く)
2010年7月22日
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/7/9/226597.html)
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