法の中で自分を浄化する(一)
—神韻公演チケットの販売過程で修煉を向上させる
(明慧日本)尊敬する師父こんにちは! 同修の皆さんこんにちは!
この数年来、私の修煉過程を振り返ってみると、最も感慨深かったことは家から一歩踏み出し、正法を行う中で自分を昇華させたことでした。「難中に金体を煉し」(『神の路難し』) もしあなたが家から一歩踏み出せば、あなたは大法弟子としてすべきことを行い、この過程で師父はこれを利用して人心を暴露させ、あなたを悟らせ、あなたの手を取り、成熟に向かわせてくださいます。
一、筋骨を労せしめ、その心志を苦しめる
修煉する以前の私は、衣食住について贅沢な生活に慣れていました。どんなに仕事が忙しくても、寝る時間は少なくてもかまいませんが、食べることについては満足しなければなりませんでした。2年前にニューヨークに行き、「神韻芸術団」(以下、神韻と称す)の公演チケットの販売を通して、食べることについての観念を変えることができました。その当時の生活環境は悪く、150人が100平方メートルの広さしかない部屋に寝泊りしていました。床の上に皆で肩を寄せて寝ていて、歩くスペースは少なく、歩くときは不注意で相手を踏んでしまいました。トイレは一つで、シャワールームも一つでした。シャワーを浴びるために夜は寝ずに並ばなければならなかったのです。冬は寒さで窓を開けて換気することができないため、部屋の中の臭いは耐え難いものでした。最初の夜、私はがまんし切れずに泣いてしまい、こんな場所にいられない、同修たちはこんな苦しい環境によくいられるなと思いました。しかし同修たちを見ると、なんとも思っていないようで、毎晩一緒に学法した後、一緒にチケットの販売方法について交流しました。同修たちの振る舞いは、私の心を打ちました。私は分かりました。この空間は難民キャンプのようですが、他の空間においては最も美しい宮殿です。居住することに苦しいだけではダメで、苦の上にさらに苦しまなければならず、あなたがどう対処するかを見るのです。
その当時は「神韻」があまり知られていなかったため、チケットの販売は困難を伴いました。人々の目をひきつけようと、同修の皆は古代の衣装を着用していました。私が着用したのは将軍の服で約30キロの重さがありました。初日は立っているのが精一杯で、両腕を持ち上げることができず、全身が痛くてたまりませんでした。しかも一日の販売活動を終え、地下鉄に乗らなければならず、階段を乗り降りして住む場所に戻らなければなりませんでした。私はしばらくして服の重さに慣れましたが、今度は身体の業力を除去する状態が現れ、今まで私が経験したことのないひどい状態だったのです。私の全身の骨、肉、細胞まで激痛が走り、熱が高く、一口の水を飲むだけでも激痛が伴い、一歩進むだけでも激痛が走りました。この日、私たちは通りに沿ってポスティングしていました。そして、私はこれらの難関を乗り越えたとき、心はきれいに洗われ、苦を恐れる心も消え去り、脳裏に考えていたのは、チケットをたくさん販売し、より多くの衆生を救い済度することでした。いつものように将軍服を着ていましたが、重さを感じず普段と同じように歩いていました。
後になって地元に戻り、数カ月間、「神韻」の当地における公演チケットの販売に参加しました。私は仕事をしていないため、毎日街に出かけて10数時間も立ち続け、疲れたとしても数分間だけ休めば疲れが取れていました。一日の食事も簡単にすませるようになり、朝ハンバーガーを買って一日の食事にしました。休憩や食事の時間をできるだけ短くし、縁のある人を逃さないようにしていました。夜、家に戻ると、当日売れたチケットのチェックや広告のデザインをするなどして、深夜遅くまでかかることもありました。ある同修は、私のことを「金剛不壊」と呼んでいました。実は、私がニューヨークでチケットを販売していた間、師父が私の身体を「金剛不壊」に造り上げてくださったのです。
(続く)
2010年7月24日
(中国語:http://minghui.org/mh/articles/2010/5/31/224633.html)
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