湖南省:法輪功修煉者3人に不当判決
(明慧日本)湖南省岳陽市に在住の法輪功修煉者・許根元さん、黄佑軍さん、薛莉さんの3人は先日、裁判所からそれぞれ9年、5年、3年の不当判決を言い渡された。許さんと黄さんは2009年6月7日に警察に強制連行され、薛さんは2009年3月、警察に強制連行された義理の兄・薛忠義さんの救出に当たり、警察に強制連行された。
警察に強制連行された、許さんと黄さんは、警察の尋問を受け、殴打、野蛮な灌食などの拷問を受けた。裁判所は2009年10月7日に裁判を行い、弁護士は無罪を弁護した。
検察官の李衛星は陳述の中で、「邪教組織を利用し、法律の施行を妨害した」との罪で起訴すると述べた。北京から来た弁護士・張伝利氏は「法律に基づいた法的効力のある書類を出してください、どの法律に『法輪功は邪教である』と書いてあるのですか?」と正した。李は返事に困り、裁判官、国家保安局の私服警官の顔を見渡していた。
弁護士の張氏は次のように弁護した。「被告人の許さんと黄さんおよび法輪功修煉者は、公事を重んじ法律を守る公民である。被告人が法輪功を学ぶ行為は、法律や行政規則を破壊しておらず、社会と公益法人および他人の利益を妨害していない。逆に、被告人らが法輪功を修煉したことによって、健康な身体を得ることができ、道徳が向上し、他人に法輪功を勧めた行為も、間接的に社会の安定に貢献した。同時に、法輪功修煉者は法輪功を修煉したことで、よく人々の手助けをしている。よって、被告人の行為は、社会に危害性のある行為とは言えず、むしろ社会に幸福をもたらしている。法輪功は社会の安定に欠かせない要素の一つである」
最後に、弁護士と許さんおよび家族は、裁判官に対して無罪釈放を要求した。裁判官は何も答えず、慌てて閉廷した。
2010年6月2日、岳陽市楼区裁判所は何ら証拠もない状況下で、許さんに9年、黄さんに対して5年の実刑判決を不当に言い渡した。許さんと黄さんが5月に留置場に収容されていた間、許さんは6日間断食をして迫害に抗議した。そのため4日間、板に手錠で固定され、灌食を三回受けた。黄さんは17日間断食して迫害に抗議した。留置場は面会を拒否しているため、詳細の状況はまだ入手できていない。情報によると、2週間後に親族のみ面会が許可されるという。
法輪功修煉者・薛莉さん(30歳代の女性)は、2009年3月に強制連行された。当月、岳陽市楼区裁判所に3年の実刑判決を不当に言い渡された。薛さんは2008年3月5日、強制連行された義理の兄・薛忠義さんを救出するため、四川省から来た。四川省は5月にマグニチュード8の地震が起き、義理兄の90歳になる母親が、建物の下敷きとなり、救出された。しかし、息子が迫害を受けていることにショックを受けた老人は、2009年に死亡した。義理の兄は裁判所から3年の実刑を言い渡され。
薛さんの姉は裁判所を訪ね、裁判官・許凱峰に良知と道徳を重視するよう求めた。裁判官の許は「道徳は1キロいくらするのか?」と聞いたという。中国共産党の党員の道徳および資質の低さがこれで分かる。しかし、薛さんの姉および同行した法輪功修煉者は、このような人にも慈悲をもって真実を伝えた。「あなたは徳がいらなくても、命は大切でしょう、健康な身体は必要でしょう」と話したが、許は何も言わなかった。
2010年7月25日
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/6/13/225316.html)
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