中国共産党の官僚「法輪功に対して、法律に従う必要はない」
（明慧日本）殺人犯が法廷で裁判官に「法律が分からないので、法律の話をやめてほしい」と言えるだろうか？ 法廷は決して、被告人が法律を知らないから裁判しないというわけにはいかない。しかし、中共の官僚は国際会議上で堂々と自分のために言い逃れた。
国際教派研究協会の年度会議が、7月1日から3日まで米国ニュージャージー州で開催された。中共の代表、程寧寧、王文忠、陳青萍らはある「研究報告」、いわゆる「中国の邪教メンバーへの関心、転向、教育成果」を発表した。程氏は中国反邪教協会の副秘書を10年以上務めた。発表の後、記者が研究の対象について質問すると、程氏は「分かりません」と言った。さらに、その研究の対象が法輪功修煉者ではないかとの質疑に対して、程氏はずっと沈黙していた。また、法輪功修煉者に対する迫害行為は犯罪と同様であり、中国の憲法に違反しているという指摘に、程氏は「法律は分からないので、法律の話をしないでほしい」と答えた。
程氏の勤める「中国反邪教協会」は中共政府に所属し、その目的は「長期間、民間の力を借りて法輪功と戦うこと」である。当然、その「民間の力」とは共産党が育成した部下に過ぎない。ただ「法律が分からない」という一言で他人を迫害する理由になるだろうか？
「法律の話をしないでほしい」は、中共のごろつきの本性を映している。程氏の不注意な慌ただしい発言は、また一つ、中共が法輪功に対して法律を重んじないことを実証した。
中国の法律上では、法輪功に対する弾圧は完全な違法行為であり、11年の中共による迫害はいかなる法律的な根拠も存在しない。もっといえば、中共の法輪功に対する迫害がどこまで法律を無視していたかが分かる。
明慧ネットの2009年12月6日の記載では、四川省西昌市の法輪功修煉者・高徳玉さんは同じ年の9月に強制連行された。11月、高さんの家族は弁護士を委託し、弁護士が2009年11月16日に市公安局に手続きを申請する際、高さんとの面会を求めたが、拒否されたという。弁護士はその状況を市政府に伝えた。しかし、中共の市政府の劉副書記は「法律は分からないので、私達に法律の話をしないでほしい」という程氏の答えと同じであった。中共が法輪功に対して法律を重んじないことは全国範囲のものであることを証明した。
2008年12月17日、河北省望都県の警官は同じ地域の法輪功修煉者・劉さんを騙し、監禁した。その後、劉さんは1年の不当判決を言い渡された。劉さんが抗議した際に、王警官は「共産党はおまえ達（法輪功）に対しては、法律に従う必要はないと言っている」と言った。
刑務所の中共の警官はさらに法律を無視している。2009年12月22日、大慶刑務所の余警官は法輪功修煉者に暴行を加える際に、「俺様が法律だ、お前たちを殴るのが法律だ」といった。
労働教養所も刑務所と同じく、法律を無視している。2010年1月11日は吉林省長春市の法輪功修煉者・張さんの不当判決による労働教養の満期日。張さんの家族が迎えにきたとき、労働教養所の警官は「10時ごろ釈放しますので、しばらく待って下さい」と張さんの家族に伝えた。しかし、11時になっても、張さんの姿が現れず、家族は先ほどの警官のところに行くと、その警官は「（自分は釈放すると）言っていない、（釈放すると）言った人のところにいけばいい」という警官の移り気なごろつきの発言に張さんの家族は唖然とした。後日、家族はずっと労働教養所に張さんの釈放を求め、警察に質問した。「あなた達は、法律に基づいて物事を処理しているのではないのですか？」と聞くと、労働教養所の警官は「いや、私達に法律は効かないよ。法律に基づけば、法輪功（修煉者）を逮捕できないからね」と答えた。
確かに、その警官の言う通り、法律に基づけば法輪功修煉者を逮捕できないのである。これもまた、中共の11年間の法輪功に対する迫害が全て違法であることを証明した。
2010年8月1日
（中国語：http://minghui.org/mh/articles/2010/7/21/227163.html）
明慧ネット：jp.minghui.org
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