河北省:唐山市の法輪功修煉者が生前に受けた迫害
(明慧日本)河北省唐山市の煉鋼工場に勤めていた職員・トウ蘭貴さん(男性)は法輪功修煉者であったため、中共(中国共産党)による一連の迫害を受け、脳出血が発症し、2007年に無実を晴らすことなく44歳の若さでこの世を去った。
1999年7月、トウさんは法輪功の無実を訴えるため上京したことで、9月5日まで公安局に拘留された。その後も、北京で無実を陳情していたが、警官に強制連行され、12名の修煉者とともに開平区女織寨郷唐鋼技学校へ移送された。そこで、修煉者は日の当らない密封した独房に閉じ込められ、ずっとベッドの一角に手かせを付けられたり、思想改造の報告書の作成を強いられたり、24時間監視されたりしていた。トウさんはそのような環境の中で迫害を受けたが、修煉を続ける意志が動揺しなかったため、さらに留置場で監禁されて迫害を強化されていた。
2000年の夏、トウさんは同じく修煉者に接近したという理由で、豊南留置場に入れられた。施設の中で、顔が血だらけになるまで受刑者からひどい暴行を受けたこともある。同年の10月頃に監禁の刑期を終えて勤め先に戻ったが、理由もなく解雇された。
2000年12月19日、トウさんは唐山紡織大学にあった洗脳班へ移送され、法輪功の修煉を放棄させる目的で、悪質な転向を迫られても、不屈の精神で転向を拒否した。それ以降、留置場へ移され1カ月が過ぎ、まだ同じく洗脳班に戻された。このような迫害が半年も続けられ、繰り返されていた。
中共当局から迫害されて以来、トウさんは嫌がらせを受け、脅され、監禁され、心身ともに苦痛の限界に達したうえ、生活や社会から重圧でプレッシャーを感じた妻に離婚を申し出された。
2005年10月26日、仕事中だったトウさんは突然、脳出血が発症し、病院へ運ばれた。そして2006年1月に退院した後、自力で生活ができず、古希の老母の介護に頼ってきたが、1年後、肉体と精神の状況がますます悪くなるまで持病がひどくなり、治療の甲斐もなくこの世を去った。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)
2010年8月4日
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/8/1/227797.html)
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