内モンゴル:法輪功修煉者が不当判決を下される
(明慧日本)中共(中国共産党)の迫害政策下にある裁判所は2010年6月18日、内モンゴル赤峰市の巴林右旗に在住の趙桂栄さんに懲役7年、林西県の王建霞さんに4年の不当判決を下した。
2人は同年4月6日、巴林右旗公安局の国保(国家安全保衛)大隊長・張海涛らに強制連行された。
秘密裏に判決を下す
6月17日の裁判で、正義ある弁護士の弁護の下、趙さんを罪に処する法律は適切ではないと無罪を強調した。しかし、早々に閉廷され、翌日、趙さんは弁護士と家族がいない状況下で不当判決を下された。しかし、この判決の結果は7月6日まで家族には知らされなかった。
弁護する権利を妨害
巴林右旗の公安検察部門は、王さんの弁護士が北京の司法部門に誣告したとして、卑劣な手段を用いて王さんが弁護士を依頼することを妨害した。北京司法部門はこの弁護士に圧力をかけ、法輪功修煉者を弁護しないよう脅迫した。
騙し
6月17日、趙さんと王さんに対する裁判の当日、巴林右旗裁判所に大量の警官が集まり、数十台のパトカーなどの警察車両を待機させた。多くの警官を連れて来た張海涛は傍聴者を犯人扱いし、写真を撮ったり、いろいろな制限を設けたりした。しかし、警官らは駆けつけた当事者の家族に、開廷は翌日の18日午前8時半からだと騙し、家族らを追い払おうとした。実は、その時にすでに開廷の準備ができていた。
脅迫
趙さんと王さんの家族は合わせて10人程度しか傍聴を許可されず、他の親族は入廷を拒絶された。入廷する時、家族は厳しい身体検査を受けた(休廷20分後、再び身体検査を受けた)。警官は家族と弁護士を脅迫し、家族を一番後ろに座らせ、法廷内のほとんどを警官と私服警官が占めていた。
捏造
裁判当日の午後、家族は巴林右旗裁判所に「張さんには罪がないのになぜ釈放しないのか」と尋ねたが、裁判所側は、自分たちには釈放する権限がなく、赤峰中級裁判所(高裁にあたる)で再審を行う時まで待つしかないと答えた。しかし、その後、趙さんと王さんは何の罪も立証されないまま、懲役7年と4年の不当判決を言い渡された。
2010年8月26日
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/8/24/228741.html)
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