河北省:迫害され危篤に陥った県政府元幹部、再び強制連行される
(明慧日本)河北省正定県に在住の法輪功修煉者・鄭蘭瑞さん(56)は、2000年から中共(中国共産党)による長期の迫害を受け、体が極めて衰弱した。7年にわたってベッドから離れられず、ほぼ生活のままならない状態に陥った。
県政府の元幹部・鄭蘭瑞さん、県警察大隊の元幹部・宋健敏さんは夫婦とともに、1997年に法輪功の修煉を始め、心身ともに恩恵を受けた。
1999年7.20以降、法輪功が中共に弾圧されて以来、鄭蘭瑞さん一家はこの10年来、法輪功の修煉を放棄させる目的で、公安局や610弁公室による嫌がらせ・拘禁・集団暴行などの迫害を受けてきた。その間、鄭さんは食べものが口を通らなくなるまで迫害を受け、皮と骨ばかりに痩せこけて極度に衰弱した。
2001年6月28日、警官らは鄭さんを勤め先から強制連行した。そして、鄭さんを人質にし、宋健敏さんに自宅のドアを開けさせた。その上、家財だけでなく、宋健敏さんの車も没収した。そして、自宅から留置場まで連れ去られた2人は、心身共に深刻な障害を受けるまで、12時間にわたって捧で殴られ続けるなど、数々の拷問を加えられた。
そこで、鄭さんは数日も何も食べられなかったうえ、体と精神の状態がますます悪くなるまでひどい迫害を受け続けた。同年11月、警官は危篤に陥った鄭さんを病院へ送ったが、病院側に緊急治療をさせなかった。それだけでなく、依然として監視されるなど、鄭さんは嫌がらせを受け続けた。数日後、610弁公室・胡軍は、すでに死にそうになったと見て鄭さんを見捨て、見張りの警官らを全員引き揚げた。最後に、鄭さんは一命をとりとめ、家族が連れ帰ることができた。
一方、夫の宋健敏さん(56)は懲役10年の不当判決を下され、いまだに不当に監禁されている。法輪功の修煉を放棄しないことを理由に、家族との面会も許されない。
現在、鄭さんの一家の生計の柱は、高校生の娘と小学生の息子が代わり、その未成年の子供2人は7年来、自力で生活ができず危篤に陥った母の介護をしながら、学業をやめてアルバイトをしている。この家族は迫害されてすでに正常な生活能力がなくなっている。
2010年8月10日、県城関分局は正定県610弁公室・胡軍の指示を受け、再び鄭さんの自宅で騒ぎ立てたり、家宅捜索をしたりしたうえ、多数の家財を没収した。そして、罪のない鄭さんを県留置場に拘禁した。
2010年8月26日
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/8/18/228495.html)
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