■日本明慧 http://jp.minghui.org/2010/08/30/mh310757.html 



世の中で最も素晴らしい家政婦(一)

(明慧日本)本人の口述により、同修が文章にまとめました。

 一、街で家政婦の仕事を始め、幸運にも大法に出会う

 私は子供のころから身体が弱く、年中病気で学校を休んでいて、ほとんど学校に通えませんでした。私は20歳になって、人身売買をする犯罪集団に騙されて、遥かに遠い地区に連れて行かれ、今の夫に売られてしまいました。私は逃げようとしましたが、犯罪集団に逃げたら殺すと脅され、やむなく私は知らぬ土地で生活することになりました。結婚した後、夫は女を作ったり、賭け事をしたりして、家は貧しいどん底にありました。後に、私は胃病にかかり、痛みで話す気力もありませんでした。病院での検査で胃がんと宣告され、何もできない私を夫は嫌がり、早く死んでほしいと言われました。

 1998年の夏、10歳にも満たない娘は田植えを手伝っていました。昼休みに戻ってくると、夫は幼い娘の髪を手でつかみ、頭を壁にぶつけ、そして私を殴り始めました。家から早く出て行け、早く死んでしまえというのです。私は死ぬほど夫を憎み、夫は私を早く死なそうとしても、私は絶対に死ぬもんかと思いました。ひどく殴られたので、数日間点滴して、家を出ました。家を出るときに復讐を誓いました。もし、私が元気になったら、最初にやるべきことは夫を殺すことです。

 私はある街にたどりつき、市場に着きました。70歳ぐらいのお婆ちゃんが私の前で足を止めました。そして私に「仕事を探しているのですか? 月給は幾らぐらいほしいのですか?」と聞きました。私は、「雇用してくださる方がいるなら、給料がなくても働きます」と言うと、お婆ちゃんは200元の給料を支払うと言ってくれました。

 このようにして、私はお婆ちゃんの家に行きました。夜、お婆ちゃんは、分厚い本を私に渡し、夫婦に読み聞かせてほしいと言いました。そのときの私は、言葉を発する力がなく、力をふり絞って本を受け取り、二言三言を読んだところで気力を失い、私は一杯の水を飲み干し、数行を読んだところで、また読む力がなくなり、私はさらに水を飲み、また読み続け、短時間で5杯の水を飲みました。  

 翌日の夜も本を読んでほしいと言われ、私は前日と同様ちょっと読んだだけで息切れとなりました。ご夫妻は、あなたは病気があるのではないか?と聞いてきました。もう病気のことを隠し通せないと思った私は、病気のことについてありのままに話しました。お婆ちゃんは、若しいようであれば、仕事をいつ辞めてもいいですよ、と言いましたが、私はやめたくないと返事しました。

 3日目の夜、また本読みの時間となり、二言三言を読んだところ、お婆ちゃんは、「何を読んでいるの? 聞こえないので、大きな声で読んでね」と言いました。実は、私は本の中に書かれていた内容に惹かれ、なんと素晴らしいことを書いているのだろう、この本は宝物の中の宝だ! と思っていました。私は読み聞かせるときは、全身の力をこめて読んでいました。しかし、胃の痛みで声にならず、息が切れていても言うことができず、言えば追い出されるのではないかを恐れていました。

 4日目の夜、私の本を読む声がどんどん大きくなり、お婆ちゃんは、「あなたが本を読む力が増し、声も大きくなり、あなたの病気が治ったでしょう」と言うのです。私も身体にますます力が付き、軽くなったように感じました。そして、お婆ちゃんに、「この気功はすごい効き目があり、神秘的ですね、私に教えてくださいませんか?」と言いました。お婆ちゃんは、この話は後にしましょう、と言いました。応接間に師父の法像が掛けられており、私は法像の前で師父にお願いしました。師父、私は必ず法輪功を修煉いたします。円満成就するまで修煉し続けます。

 夫妻は毎日、午前中に煉功場所に出かけ、学法や煉功をしていました。私は一人で家事を済ませ、本を探して読もうとしましたが、数日探し続けても見つからず、私はどうしても『転法輪』という本を読みたかったのです。そして私は、夫妻が学法し煉功している場所を探し出して行きました。お婆ちゃんは、街に来て間もない田舎ものが、相談もなしに突然やって来たのをみて、機嫌を悪くして席を立って帰りました。私も一緒に戻りましたが、お婆ちゃんは私に、荷物をまとめて家から出るように、と言いました。私は慌てて謝り、二度としませんので、どうか今回だけは許してください、とお願いしました。

 しばらくしてから、私は我慢し切れなくなり、おばあちゃんに、私はどうしても煉功したいと再びお願いしました。お婆ちゃんは、あなたはここに短い間しかいないので、教えても覚えられないでしょう、と私に言いました。私は、「一生探し続けたものは、この本とこの功法だということが分かりました」と言いました。

 お婆ちゃんは翌日、皆の前で私のことを話しました。皆は、あなたがこの家に来たのは師父の按配で、法を得るためですと話してくれました。このようにして、お婆ちゃんと一緒に煉功することになりました。最初は毎日一緒に30分程度、静功を煉功していました。仕事をやめて家に帰る3日前に、動功を練習し始めました。

 (続く)

 2010年8月30日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/7/31/227734.html

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