四川省:法輪功修煉者が不当判決を下され、家族は傍聴を禁じられる
(明慧日本)四川省綿陽区江油市の裁判所は2010年8月2日、5人の法輪功修煉者に対して傍聴者がいないまま開廷した。当事者の弁護士は無罪を答弁したが、同所は法律と事実を無視し、張啓忠さんに懲役9年、魏朝海さん(息子も2002年に懲役10年の不当判決を受けた)に8年、杜誌俊さんに3年、王蓮英さんに3年、呉鳳磊さんに3年6ヶ月の不当判決を下した。
2009年9月ごろ、江油市の国保(国家安全保衛)大隊は張さん、魏さん、杜さん、王さん、呉さんを強制連行した。そして、同大隊は検察院及び裁判所と結託して、不当判決を下すことを事前に企てていた。
開廷の当日、裁判所に集めた大量の警官(約300人)は傍聴に来た当事者の家族や友人、一般の民衆を犯人扱いし、写真を撮ったり、いろいろな制限を設けたりした。裁判所は家族側の入場を禁じ、法廷内のほとんどが610弁公室や国保大隊、公安検察の役人ら約30人で占められていた。それに対して魏朝海さんの家族は、「殺人犯や放火犯の裁判でも傍聴者の入場が許されるのに、私たちが傍聴を禁じらるのはあまりにも筋が通りません」と言ったが、国保大隊長・楊柳松は「おまえたちに筋が通る話など必要ない」と返した。
また、裁判所は傍聴に必要な持ち物の身分証明書と戸籍謄本を開廷前日に提示したが、開廷当日に傍聴許可証の提示も必要だと言い張った。このような卑劣な手段を用いて当事者の家族の傍聴を妨害した。
法廷で修煉者たちは、自分は決して罪を犯しておらず、「真・善・忍」を信じることは法を犯していないと固く信じ、修煉後の心身の著しい変化や法輪功の素晴らしさ、中共(中国共産党)により迫害されている真相を人々に終始伝えていたことを述べた。
正義ある弁護士は法廷で、公訴人に着せられた罪には根拠がないことについて次のように指摘した。「法輪功は一種の信仰であり、精神面の支柱でもある。中国の法律も法輪功の信仰を禁止すると書かれておらず、どの法律に背いたのか理解できない」裁判長と公訴人は返答に困った挙句にもかかわらず、依然として修煉者5人に不当判決を言い渡した。
一方、楊柳松は閉廷後、引き続き、法輪功修煉者・付發群さん、杜誌俊さんの妻・呉啓慧さん、王顕平さんを松花嶺洗脳班まで強制連行した。
2010年8月31日
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/8/24/228743.html)
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