■日本明慧 http://jp.minghui.org/2010/09/06/mh072316.html 



ある行政審査課長の物語

文/中国の大法弟子 青松

(明慧日本)私は政府行政管理部門の公務員です。法輪功の修煉を13年続けてきました。修煉を始める前、私は欲張りな社会に茫然としたり、現実の流れのまにまに従っていました。修煉を始めてからは、私は健康な身体を得ただけでなく、人は何のために生きているのか? どのように生きればよいのか分かるようになり、毎日楽しく充実した毎日を過ごしてきました。いかなる環境の中でも、私は法輪功の「真・善・忍」に基づき、誠実に物事を言い、名利に淡泊に、他人を先に考えるように努めました。
 
  一、「他人は嘘をついてもいいですが、あなたはいけません」
 
  ある年のエイプリル・フールの日、ある同僚が私のオフィスに来ました。私はふと思いついて彼にジョークを言いました。これは誰が聞いても嘘の笑い話だとすぐ分かるジョークでしたが、その同僚は本気に信じました。私は恥かしくなりジョークを言っていると説明しましたが、彼は非常にがっかりし、「あなたはどうして嘘をついたのでしょうか? 嘘をついてもいいのでしょうか?」と怒りました。
 
  私は「故意ではありません。今日はエイプリル・フールですから、あなたとジョークを言いたかっただけです。すみませんでした」と謝りました。彼は頭を振りながら、「エイプリル・フールであってもだめです。他人は嘘をついてもいいですが、あなたはいけません」と言ったのです。私が「なぜですか?」と聞くと、彼は「会社の中であなただけがいつも嘘をつかず、言ったことが信用できるからです。今の社会にはあなたのような人が本当に少ないのです。昨日、友人は『この社会はもうだめです。信用できる人がだれもいません』と言いました。私は『絶望しないてください。局にはいつも嘘をつかない人がいます』と友人にあなたのことを紹介しました。あなたは私にとっては自信と希望です。あなたまで嘘をついたなら、私は・・・」と話してくれました。その日から、私にエイプリル・フールはありません。
 
  二、「私自身をあなたに預けました」
 
 今年の初め、去年来た新しい局長は私を呼んで「あなたは行政審査課に移ってください」と言いました。私が「行きたくありません」と答えると、局長は「なぜ?」と理解できない表情で聞いてきました。私は局長の気持がよく分かりました。行政審査課は「利益」が最も多い部門ですから、行きたがる人が多かったのです。私は「あの部門は業務能力に対する基準が高いのです。私はまだ基準に達していないので、自分のせいで局に損失をもたらしたくありません」と説明しましたが、局長はかえって喜び、「私の人を見る目は間違っていないようです。行政審査課の重要性は言うまでもなく、間違った行政審査があると、局に災難をもたらし、私さえも刑務所に入れられるかもしれません。必ず信用できる人を派遣して守ります。私は1年の観察を経て、あなたは正しい人で、いつも私利を求めない人であることが分かりました。全局であなただけは、個人の利益のために局を裏切ったりせず、私のことも裏切らないはずです。今、私自身をあなたに預けたのと同じことですよ」と話しました。
 
  三、「私はあなたと友人として付き合うことにしました」
 
 新しく任命が公表された後、同僚たちは「こんないい部門にあなたが入ったら無駄がない」と笑って言いました。ある日、私たちはある企業の訪問を終えて帰ろうとしているとき、その企業の社長は私を引っぱって彼の部屋で私に封筒を差し出しました。「ほんの気持です。今後、よろしくお願いします」と言いました。私は笑顔で「私はいりません」と言って封筒を返しましたが、その社長は私が遠慮していると思って再び強く差し出しました。私は「私は遠慮しているのではありません。本当にいらないのです」と言いました。彼は「安心してください。私たちの二つの企業は関係がある企業ですから、いつもこのようにやっています」と話しました。この社長はなかなか信じてくれないので、私は「正直に言います。私は法輪功修煉者です。法輪功修煉者はこれらのお金を絶対に受け取りません。私の師父は私たちに良い人になるよう、また他人を先に考えるよう言っています。あなたがたは私の友人ですから、今後何か困ることがあれば言ってください。合法的に全力でサポートします」と説明しました。
 
  その社長は「何年修煉しているのですか」と尋ね、私は「13年です」と答えました。彼は「この13年の間、あなたは他人から1円ももらったことがないですか?」と半信半疑で聞いてきました。私は「そうです」とはっきり答えた後、彼は感動して私の手を握り「こんなに長い間、人から賄賂を受け取ったことがない人に会ったことがありません。あなたは良い人ですね。私はあなたと友人として付き合うことにしました」話しました。
 
 局のリーダーは私を信用し、同僚も私を信用し、誰も法輪功がよくないと言わず、多くの人は「私は法輪功が良いと思います。あなたは行うべきことを行ってください。しかし、安全に気をつけてください」と言ってくれました。この数年間で私は何度も、局・地区・省の優秀公務員に選ばれました。
 
2010年09月06日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/8/12/228224.html

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