■日本明慧 http://jp.minghui.org/2010/09/14/mh154666.html 



法との縁(二)

(明慧日本)北半球では巨人族が二つの大陸プレートに居住し、合計13の王国がありました。私は最も東にある巨人の王国で生活していました。この国は最も早く太陽見えるため、太陽の国と呼ばれていました。13の国は4種類の宗教があり、信仰が異なるため宗教戦争がしばしば起きていました。

 当時の風習に従って、私は離乳したばかりのときから、太陽の国の大祭司に気に入られ、修練を始めるようになり、大司祭の後継者となりました。大祭司の役目は天象を観察し、国家の興亡と自然災害を予言すること、そして国王を補佐し、徳をもって国を治め、天意に従って民衆を教化しすることでした。35年間の苦しい独修を経て、高度な漸悟状態に達してから、私は天意に従って佛法を広め始めました。太陽の国では、国民全体、そして国王を含めて、すべて佛法の信者でした。戦士たちは共に寝食し、共に訓練し、共に修練していました。古代の少林寺の僧侶と同じように、戦闘技能と座禅が融合しあっていました。太陽の国の国王はいつも私を王宮に招き、大臣と一緒に私の説法を聞いていました。この国の王様は大光明世界の王子の生まれ変わりでした。

 ある時期、私は頻繁に王宮を訪れ、国王は毎日酒を飲み、音楽を楽しんでいました。私は国王に「王様、私は最近天象の変化を観測し、周辺の邪教国家の連合が私たちの王国の周辺の国々と我が国を侵略しようとしているのが分かりました。これについて王様はどのようにお考えですか?」と聞きました。これに対して、大王は「わが国は裕福で、民は満たしていて、さらに我が国の戦士が勇猛だから、攻められることはないでしょ。戦いはもう飽きた。繁栄の時代を安らかに楽しんだほうがよい」と言いました。私は「一人の幸せは本人にとってとても重要ですが、多くの人が邪教に惑わされ、間違った道を進んだ子羊が危険にさらされています。神は王様に偉大な歴史的使命を与えて下さったのですから、王様は庶民を救うべきです。王様は個人の幸せと天下の庶民の利益の間で取捨選択するべきです。王様が天下の庶民を重視し、自分を修め、国を治め、天下の庶民のため永遠の業績を築くべきです。繁栄の時代を永遠のものにすべきです」と言いました。私の話を聞いた王様は恥ずかしく思い、「あなたの言葉を必ず覚えておきます。天下の庶民の幸せを永久なものにして、私のすべてを民のために捧げよう」と言いました。それから国王は自分を律し、国を治めることに勉め、心をふるい立たせてよりよく国政に務めました。努力の結果、邪教連合の軍隊を破り、巨人族の二つの大陸を統一しました。

 すべての戦争が終わり、巨人王国の国王が山の頂上に立ち、指で遠い地平線を指しながら、私に対して「私の足が踏った土地、私のすべての国土はあなたが佛法を広める場所です。もし必要なら、私は全力を尽くします便宜を与えます。そして権限をあなたに与え、私の庶民を教化してください」と言いました。私は「王様、私は必ず使命に背むかないように努力します」と言いました。かくして、7,000年後、私が広めた佛法は末法時期を迎えました。

 ある静かな朝、人々が起きて間もないときでした。空をとぶ翼竜が10メートルほどの翼を伸ばし、耳が痛くなるようなに鳴きながら、獲物に飛びかかっていました。広葉樹の森でステゴサウルスが子供を連れて、水溜まり場で静かに水を飲んでいました。遠い所でティラノサウルスがステゴサウルス親子を貪欲そうに見つめているときのことでした。突然、遠い空から、異常に巨大な音が響き、森中の恐竜たちが耳を立てて音のやって来る方向を見ました。人々は驚愕した顔をして空を見上げました。直径25キロメートルの小惑星が毎秒30キロメートルのスピードで地球に向かって落下し、空気と摩擦してできた巨大な激しい音が響き渡っていました。やがて、天地を揺るがすほど巨大な音が聞こえてきて、地球全体が揺れました。地球は従来の軌道を外れ、太陽から遠く離れました。この小惑星が地球と衝突した後、衝突によって生じた破壊力は広島の原爆の数十倍にものぼりました。小惑星の衝突によって、海上の大陸プレートが海底に沈みました。衝突で砕けた岩の破片、埃が気化した海水と一緒に巨大なキノコ雲へと変化し、そして絶えず上昇し、地球の表面を覆い尽くし、日光を遮ってしまいました。地上は真っ暗になりました。衝撃のため、高さ5キロメートルの津波が全地球を襲いました。それから数日の大雨が降りつづけました。。

 最も恐ろしいのは、小惑星の衝撃によって地殻変動が起こり、一部の島は海に沈み、一部の海底は海面に浮上し、空に突き刺すように浮かび上がりました。海が大陸になり、かつての大陸とそこに生息しているすべてのいのち、文明は深い海底に沈みました。大陸プレートが不安定で、絶えず変動するため、無数の火山が相次ぎ噴火し、地球は毎日のように煙に充満されており、そして立ち昇る濃厚な火山灰は地球の表面を覆い被しました。

 この状態が33年続きました。地球に十分な日光が当たらないため、動植物がほとんど消えました。恐竜もこのように絶滅しました。地球は氷河時期に入りました。この時代の人類はこうして終焉を向かえ、生き延びた人類は次の人類の文明時期に入りました。

 大陸プレートが変化する中で、浜辺に近い海底の山が海抜8千メートルにのぼり、その周辺の浜辺と大陸が数千メートルまで伸び上がってきました。今の人類、すなわち私たちはその山を、エベレストと呼んでいます。

 (続く)
 
2010年09月14日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/7/28/227595.html

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