日本明慧
■印刷版   

不当に控訴審を却下され、法輪功修煉者に実刑判決

(明慧日本)湖北省武漢市在住の法輪功修煉者・汪長征さんと黄志勇さんは2010年5月、不当に懲役4年6ヶ月と3年6ヶ月の判決を言い渡された。この不当判決に対して2人とも第二審に控訴したが、控訴が却下され、2010年8月、2人とも沙洋刑務所に拘禁された。

 汪長征さん、黄志勇さん、朱翠珠さん3人は2009年11月23日夜、豫セン村で法輪功の真相資料を配るとき、法輪功を誤解している通行人に通報され、警官に連行された。その後、地元「610弁公室」の責任者の指示で、東西湖区国家安全局の警官十数人が黄さんの自宅に不法侵入し、家宅捜索の末、衛星アンテナや法輪功の関連書籍などの私物を没収した。

 汪さんと黄さんは東西湖区留置場に監禁されているとき、警官8人が60歳高齢の黄さんに対して3時間以上の拷問を行った。2010年1月14日、地元の検察院と公安局が結託して汪さんと黄さんの身柄を拘束した。しかし、身柄拘束する際の令状には裁判所の許可サインはなかった。

 一方、朱さんは武漢市第一留置場に拘禁された。2009年12月9日、朱さんは額頭湾洗脳班に移送された。朱さんも拘禁されている間警官に何度も殴られていた。

 2010年5月21日午前、東西湖区裁判所は「610弁公室」と結託して、汪さんと黄さんに対する裁判を行った。被告人につく弁護士は事実に基づいて無罪の弁護を行った結果、東西湖区裁判所は休廷を宣告した。しかし、その後、汪さんと黄さんは東西湖区留置場に連行され、さらに数日後、汪さんは4年6ヶ月の実刑判決、黄さんは3年6ヶ月の実刑判決を下された。裁判所は判決の結果を2人の家族に何の説明もしなかった。

 汪さんと黄さんは判決が不当として控訴し、さらに断食を通して抗議したが、警官らに灌食を強いられた。2010年8月、控訴審が行われないまま、2人は秘密裏に沙洋刑務所に拘禁されるようになった。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)
 
2010年09月25日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/9/13/229571.html
(English:http://www.clearwisdom.net/html/articles/2010/9/23/120191.html

■関連文章
遼寧省の裁判所、法輪功修煉者に対する裁判を行う(写真)
湖北省:法輪功修煉者が裁判にかけられ弁護士は無罪を主張
湖北省:法輪功修煉者・付樹蘭さんは不法に6年の判決を下される
河南省:杞県留置場は、秘密裏に法輪功修煉者を監禁
河南省:法輪功修煉者に秘密裏の裁判で不当判決
四川省:11人の法輪功修煉者が強制連行、洗脳される
北京市:法輪功修煉者の裁判で、弁護士が妨害される
河北省:法輪功修煉者の夫婦が不当に実刑を受ける
黒竜江省:法輪功修煉者の家族は陳情も許されず
「610弁公室」が法輪功修煉者に対する不公正な裁判を指示