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どんな時も心性の修煉が大事


文/山東省の大法弟子

(明慧日本)最近起きたことを通じて、心性の修煉がいかに大事であるかを感じたので、私はこの場で同修の皆さんと交流したいと思います。
 
 8月16日午後、会社のAさん(三退をした)は私に、「610弁公室」の命令であなたを洗脳班に送らなければならないと言いました。私は「610」を認めず、師父の按排に従います、と思いました。そして、「『真善忍』に従って修煉してどこが悪いのですか。中共は大法弟子を迫害して11年も経ち、これ以上迫害を受けるなんて承知しません。大法弟子がしたことはすべて法律に則っており、憲法にも背いていません。私は法を犯していませんし、かえって610と江沢民が犯しています」私が話していると、相手のAさんはうなずきました。最後に私は、「この事についてぜひよく考えていただきたい。罪を犯さないでください」とAさんに忠告しました。
 
 三日後、会社からもう一人が来て、私に(洗脳班に入る)申請表を書かせようとしました。私は、「いなかる表も書かないし、見る気もない、誰も私の修煉の心を動かすことができない」と言いました。そして、大法の真相を伝えて、法輪大法の素晴らしさや、世界114カ国にも広がっており、中共だけが法輪功を迫害していることを教えました。相手は認めながら、「法輪功修煉者は確かに良い人で、会社の人もあなたを褒めていますよ」と言いました。帰る前に、私は「『法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい』と覚えてください、災難から守られますから」と言いました。
 
 夕方、主人は電話を受けて、私の誕生日や子供の勤め先などの話をしました。ここまで聞いた私は受話器を取って、「戸籍調査ですか、子供が失業してあなたは就職をあっせんしてくれるつもりですか」と聞きました。向こうは、あなたが書かなければこちらで代わりに書かなければならないと話しました。私は、「いいえ、あなたも書かないでください。あなたに大法への罪を犯させたくはありません」と言いました。電話を切ってから私は心が落ち着かなくなりました。人を救うと言いますが、どうやって救うのでしょうか。会社の幹部達も三退したので、この事で大法に罪を犯させてはならない、といろいろ考えました。
 
 そして、これは中共が大法弟子を迫害して、衆生を害しているので、決してこの陰謀を果たさせない、と私は悟りました。そこで、私は会社に電話をかけました。「今回の事について話しませんか。あなたたちも罪を犯してはなりませんし、私を迫害することも受け入れません」と言うと、相手は同意して、時間と場所を決めて話をすることにしました。
 
 翌日、予定通りに私は会社に行き、Bさんと話をしました。
 
 オフィスに入った時に、他の幹部も8人ぐらいいました。Bさんは私を指して、「あなたが法輪功をしたおかげで、会社の『文明会社』の看板を外されましたよ。皆さんが頑張って築き上げた『文明会社』があなたのおかげで台無しになったのだ」と言いました。私は、「法輪功を修煉することは間違っていませんし、看板を取ったその本人に言ってください。私は取っていません」と答えました。Bさんは「あなたが法輪功をしたせいだ」と言いました。「法輪功の修煉は合法的で、憲法に与えられた自由ですので、私は罪を犯していません。法輪功を迫害する側が罪を犯しているのです」と私は言いました。最初、私はまだ平気でしたが次第に怒りが生じてきました。Bさんは「北京に行ったでしょう。法輪功の人は陳情してはならない」と言い、私は「なぜできないのですか? 私は一人の国民であり、陳情の権利を持っています。法輪功が陳情できないとあなたが決めたのですか?」と私は反発して、完全に口喧嘩になってしまいました。
 
 隣の部屋に入って少し落ち着きました。私は、先ほど大法弟子として常人と口喧嘩したのは間違ったと気づきました。そこで私はAさんに会って、「先ほどは私が間違っていました。十数年の修煉を経て、忍ができず、善もありませんでした。後でBさんに謝ります」と話しました。
 
 そこでAさんと「610」への対応を相談しました。ほとんど私が最初に考えた通りになりました。すなわち、会社側は大法に罪を犯さず、大法弟子の私も迫害されないようになったのです。
 
 話が終わってから、私はBさんのオフィスに戻りました。Bさんは微笑みながら、「座ってください、あなたはしっかり修めていないようですね。仏を修めるのはきっと厳しいことでしょう」と言いました。「そうですね、私が悪かったのです。忍もできず、本当に申し訳ありませんでした」と私は謝りました。Bさんは、「先ほどの話は他の人に聞かせるためにわざと言ったのです。そうでなければ、責任者として私はどうやって人を管理するのかと言われますからね」と言いました。この一言で私は目覚めました。大法弟子は仏を修めているのになぜ常人と口喧嘩したのでしょうか。大法弟子は威厳もあるので、理知と慈悲をもって真相を伝えれば、法を実証し、人を済度することができるはずです。
 
 家に帰って、私はとても後悔しました。深く考えて、内に向けて探して、たくさんの人心を見つけ出しました。まず闘争心があります。誰かに否定されたらすぐに論争してしまいます。師父がおっしゃった「わたしは皆さんに大法を教えただけではなく、わたしの行ない方をも皆さんのために残すわけですが、仕事の時の口調、善の心、それに加えて、道理で人の心を変えることはできても、命令では永遠にできないのです」(『精進要旨』「はっきりと目覚めよ」)の法に適っていませんでした。
 
 上記のことを話したのは、同修にも注意して欲しいからです。大法弟子は三つのことをする時に、くれぐれも自分の心性を修めることに注意してください。突然のトラブルに対して、まさに自分の心性を向上させ、功が伸びるチャンスだと思ってください。いつでもどこでも心性を修めて、先史の誓約を果たして師父に随って円満成就しましょう。
 
 個人的な体験であり、ご慈悲にご指摘ください。
 
2010年10月10日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/9/26/230161p.html

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