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銀行役員は裁判に訴えることもできず、不当監禁を受け続ける

(明慧日本)中国銀行の湖南省支店人事部役員・雷揚帆さんは2010年5月8日、長沙市のネットカフェで何の罪もなく連行された後、2年の労働教養を科せられた。その理由は、雷さんが「真、善、忍」を信奉する法輪功修煉者であるうえ、2010年4月17日夜、同省望城県橋驛鎮で中共(中国共産党)により法輪功が迫害されている内容のチラシを配布したためである。
 
雷揚帆さん

 雷さんは2010年7月ごろ、湖南省労教委(湖南省労働教養管理委員会)へ行き、雷さんに対する労働教養の決定を撤回するよう求めた。しかし、8月10日になると、湖南省労教委は聞く耳を持たず、決定を維持するとした。さらに、その決定を維持する旨の書類を発行する際、雷さんの名前さえ間違っていた。
 
 8月26日、湖南省の新開鋪労働教養所七大隊に入れられた雷さんは決定維持の結果に相当ショックを受け、断食で抗議し始めた。しかし、7日間にわたって断食したことに対して、施設側は何の対応も取らずかえって故意に刑期を延長することで処罰を与えた。
 
 9月2日、雷さんは長沙市芙蓉区裁判所への行政訴訟を決め、本人の捺印付き訴状を作成した。しかし、同裁判所に訴訟の依頼を申し出ると、訴状には監禁施設による捺印も必要になると知らされた。結果として、同労働教養所はその書類に捺印する要求を拒否し、雷さんの法的権利を奪い、人権を蹂躪した。
 
2010年10月22日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/10/17/231108.html

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