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人々を救うことは、それほど難しいことではない(一)


文/中国の大法弟子・蓮生

(明慧日本)私は10月1日の休日を利用して、田舎にある実家に戻りました。その目的は村人に真相を伝え、「三退」を勧めることです。最初は少しびくびくしていましたが、時間が経つにつれて、人間の観念を突き破り、実は、人々を救うことは難しいことではないと感じました。
 
 田舎の10月は、トウモロコシの収穫の季節です。トウモロコシを刈る人もいれば、剥いている人、車に積み込む人もいて、みな忙しくしていました。村に住む中年の男女のほかに、出稼ぎ先から手伝いに戻った若者たちもいました。これは私にとって真相を伝え、彼らを救うよい機会と考えました。
 
 私は、以前から実家に戻ると、チャンスを見つけては、村人に真相を伝えていました。そのため、私が出かけようとしたとき、母は、今トウモロコシの収穫のシーズンなので、相手と長話したらためだよ、と忠告してくれました。私は、分かったと返事をしながら、心の中ではどのように真相を伝えるかを考えていました。そして、私は出発しました。
 
 広々としたトウモロコシ畑に、南の方向に作業している人たちがいました。そっちの方向に行こうと思いましたが、何かによって私はコントロールされているようで、その人たちにいきなり真相を伝えるのは唐突かもしれない、伝える前に何をしに来たのかと言われるかもしれない、彼らに警察に通報されるかもしれない、母の忠告に反するかもしれないなどと考え、とにかく足が動こうとしないのです。私はまっすぐ彼らのところに向かわず、回りに回って気がつけば西の方にいて、彼らのとの距離がますます離れていました。そこで落ち着きを取り戻し、先ほどのような考えが薄れたような気がしました。心の中でその人たちに真相を伝え、彼らを救わなければと考えていました。
 
 西の方向から彼らが作業している南の方向までは、多くの灌木の茂みがあり、中には山ナツメの樹も混ざっていました。私はナツメを摘みながら、彼らがいる方向へ向かいました。彼らの至近距離まで近づいたのですが、私は近視のため、依然としてどこにいるのかを確認できませんでした。私は師父に、私の正念を加持していただくようにとお願いをし、その他の雑念をすべて取り払い、私はどうしても彼らに真相を伝え、「三退」をさせ、彼らを救いたのです。このように思っただけで足が軽くなり、歩き始めました。
 
 最初に出会った人は面識がなく、よそから移住してきた人のようでした。私はその人に声をかけました。「今年のトウモロコシの穂が小さいですね」彼は「雨が多くて成長が遅れました。あなたはここで何をしているの?」と聞きました。「特にすることがないから、散歩のついでにナツメを摘んでいました」と私は答えました。続いて世間話を少ししたところで、私は、「あなたに話したいことがあるのですが。息子の嫁が香港やマカオに旅行したのですが、行く先々に脱党、脱青年団、脱少先隊を勧められ、『三退』をすれば、災難から逃れることができるとかと、言っていました」
 
 「さらに貴州省のある山から大きな石が落下した際、その石が割れ、『中国共産党亡』という文字が現れたそうです。この話はオーバーなのではないかと疑い、インターネットで調べたら真実の話だったのです。中央政府の新華社ネットにも書いてありました。ただ最後の『亡』という文字が写真から消されていました。新華社ネットに書かれた話では、我が国の最高位の科学者の鑑定によれば、この文字は自然にできたもので、海洋動物の化石から文字が形成され、人間の技術では作り出せないということです。その山に公園が建設され、50元の入場券にその文字が印刷されているそうです。その石を見るため多くの人が訪れているとのことです。どの王朝にも栄える時期もあれば、滅亡する時期もあり、明朝も、清朝もそうだったでしょう、共産党も例外ではありません」
 
 「今共産党は天運が着き、このことは私たちに大いに関係があります。私は共産党に入党したとき誓いました。『共産主義のために一生を捧げる』と。私は共産党のためなら、いつでも命を捨てる覚悟でいました。子供も少先隊に入隊したときは同じ誓いを立てました。聞いた話では青年団に入団するときも同じだそうです。そこで私たちは誓いを立てれば、私たちの命は共産党の管理下にあり、共産党が滅亡すれば、私たちも巻き添えになるのです。近い将来疫病が流行するという一説がありますが、共産党組織から離脱すれば、疫病から逃れることができるそうです」
 
 私の話を聞いた彼は、人から聞いた話では2012年に一人も残らず死んでしまうそうだ、と話してくれました。「そうかもしれません。しかし、共産党組織から離脱すれば、自分の生命を守ることができますよ」と、彼に勧めました。「少先隊に入隊したことは? つまり赤い三角スカーフを首に巻いたことがありますか?」と聞くと、彼は「少先隊に入隊したことがあります。他はありません」と答えました。私は彼に、「『得財』という匿名で脱退しましょう。あなたは心の底から真に脱退しようとすれば、自分の命を共産党から取り戻すことができ、災難から自分の命を守ることができます」と勧めました。彼は潔く「お願いします」と言ってくれました。
 
 (続く) 
 
2010年10月25日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/10/17/231126.html

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