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「あなたの生命も『真善忍』からできている」(三)

ーある大学講師の求道への道ー

(明慧日本)

「これこそ邪悪」
 
 幸いなことに莉莉さんは早く国外に出られ、国内での残酷な迫害を受けていませんが、迫害の邪悪さに深く感じるものがあるそうです。
 
 「中共は歴史上、絶えず罪をでっち上げては陥れ、そして迫害してきました。1999年7.20から毎日24時間、でっち上げた罪により法輪功を誹謗中傷し続けています。毎晩8時、中共が言う重要なニュース時間も法輪功を誹謗中傷すしていました。例えば誹謗中傷の中で、法輪功修煉者の姚潔さんおよび李昌さんの二人は、金をかき集めて私腹を肥やしていると言っていましたが、このことで私を騙すことはできません。私は李さんと付き合いがあり、彼は公安部の幹部職で、自転車で通勤しています。住まいも一般庶民と同じく2LDKに住んでいます。姚さんは自分の持ち家がないので、父親の家に住んでいます。二人の実際の生活状況を、私は詳しく知っています。中共も二人の状況をよく知っているはずなのに、二人を中傷するのです」
 
 ほとんどの官舎や会社には法輪功修煉者がいます。彼らの日ごろの仕事ぶり、人柄や人との付き合いについて、皆がよく知っていて、中共は彼らを騙そうとしても無理なのです。中共もでっち上げた話で国民を騙すことなどできないと知っていながらも、敢えて行っていること自体が邪悪なのです!
 
 「中共は是非を転倒し、でたらめなことを平気で口にし、全国民を洗脳するのです。後になってなぜ「天安門焼身自殺」がでっち上げられたのでしょうか? 毎日同じように『法輪功は悪いもの』と言い続けると、一日働いて疲れているのに、楽しい番組でも見ようかと思い、テレビをつければ法輪功を批判する番組ばかりで、国民が嫌になった。中共もこのことをよく知っているので、国民を震撼させるために、『天安門焼身自殺』をでっち上げたのです。中共がいう焼身自殺に参加した家族構成を見てください、老年、中年、青年、子供、そして知識人も含まれていました。私たちが知っているとおり、天安門を警備している警官はふだん、消火器を背負って巡回していないでしょう。でも焼身自殺の映像を見ると火をつけてから10数秒後、消火器を使って消火していました。だから中共はいつもこのような虚言をもって国民を騙すのです」と、莉莉さんは話ました。
 
 中共の党員は犠牲者である
 
 莉莉さんの舅や姑は、中共が建国してから最初の外交官でした。1958年に弾圧され、文化大革命のときは強制的に共産党員の資格を剥奪されました。莉莉さんは中共の闘争について話してくれました。「舅が死去したときは悲惨だったのです。姑も2年ほど入院しました。二人とも中共の闘争の犠牲者です。私は社会学を勉強していましたが、理解できなかったのは、中共の権力者はなぜ戦闘に立つものを打倒するのか、左派よりと思えば、すぐ右派よりになる、このことについて私はずっと疑問を持っていました。数年前、『共産党に対する九つの論評』という本を読んでから、よく分かりました。中共は闘争を唱え、対外に闘争をするだけでなく、内部の闘争も行っているということを分かりました。後から権力を握った権力者は、必ず前権力者を闘争によって倒さなければなりません。中共は一台の大きな機械のようで、その機械に入れば、機械と同じ機制で回らなければならず、でも最後はみなが犠牲者になるのです。九死に一生を得たとしても、神様は最後に彼をも見逃すことはしないでしょう。なぜならば、中共は悪事の行いが多すぎて、天罰が下り、中共は滅ぼされるのです」
 
 莉莉さんは、中共の首相が宿泊するウォルドーフタワーズホテルの前で、同修たちと「法輪大法好」(法輪大法は素晴らしい)と印刷されたTシャツを身にまとい、迫害の停止を呼びかけていたと同時に、中国人の良知を呼び覚まそうとしまし。
 
 「私たちはよくここに来ます。中共の官員らに法輪功の真相を知ってもらい、中共と決別する機会を与えています。中共は解体されるため、共産党員を道連れにしようとしています。その共産党員の中に、まだ良知があり救われる人がいます。しかし、彼らのこの迫害に対する沈黙は、中共の迫害の手助けとなります。当初、なぜ江沢民一人の意思で迫害できたのか、それは政治局員のみなが妥協したからです。もし政治局員の皆が、この問題について自らの立場を明確にすることができたならば、迫害は起きていなかったことでしょう。彼らは、政治闘争の中で身を守ったと思っているかもしれませんが、宇宙大法の前では犯罪をしているのです。宇宙の大法が迫害されているのに、あなたは自分の地位を守るため、見てみぬ振りをしているのでは、歴史上において前代未聞の悪の報いが待っています。ですから、彼らは最後のときに目を覚まし、賢明な選択をしてほしいのです。そうすれば、彼らには素晴らしい未来が待っているのです。善悪には天の報いがあるというのは、天が定めた天理なので、誰もこの天理から逃れることはできません」
 
 「私たちが今日、ここに集まったのは、世界の人々に中共による法輪功に対する迫害を暴きだすと同時に、温家宝首相に同行してきた中国の要人に、これから発生しようとする情報を伝えるためです。昔よく言われた言葉ですが、托鉢している僧侶に一口のご飯を差し上げると、その人は無量な功徳を積むとよく言われていました。それではその逆の場合、あなたは修煉者を迫害し、あなたを待っているのは何ですか? 善悪の報いは公平かつ厳粛なものです。もう迷わないでください。残された時間はありません、賢明な選択をしてください」と、莉莉さんは人々に呼びかけました。
 
 11年にわたる平和的な抗争、法輪功修煉者たちは今も続けています。彼らの呼びかけは何のためでしょうか? 莉莉さんは、「私たちの呼びかけが、中共関係者、警官らの心に届くといいです。彼らも生命なので、『真善忍』からできています」と話した。
 
 莉莉さんが最後に話した言葉は、「すべての生命は『真善忍』から作られ、あなたたちも含まれています。そちらにいるあなた方、聞こえましたか?」と叫びました。
 
 (完) 
 
2010年10月27日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/10/12/230851.html
(English:http://www.clearwisdom.net/html/articles/2010/10/24/121001.html

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