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監禁施設で法輪功修煉者が深刻に負傷、過酷な労役を強いられる

(明慧日本)黒竜江省双城市の法輪功修煉者・高勛宏さんは2005年12月、自宅から強制連行されてから2年が過ぎた。
 
 以下は、高さんが受けた迫害状況の一部である。
 
 2005年12月7日、高さんは自営の米売店で突然、侵入してきた警官6,7人に令状の提示もなくパソコンや印刷機、法輪功の関連書籍を没収されたうえ、双城市駅前派出所まで強制連行された。さらに警官は一晩中、高さんをトラの椅子と拷問で痛めつけた後、罪の証拠もなく双城留置場に入れた。
 
 国保(国家安全保衛)大隊はインターネットでメッセージを残したと高さんがやっていなかった行為を偽証拠として捏造した。そのうえ、それを認めなければ、家族にも迫害を加えると高さんを脅迫した。それに対し、高さんは人に罪を着せる行為は犯罪であり、誰もが信仰の自由を擁し、自分は決して罪を犯しておらず、「真・善・忍」を信じることは法を犯していないなどの理由により釈放を求めた。
 
 また、高さんはこの理不尽な迫害に断食で抗議し始めた。しかし、かえって手を鉄製の窓に枷でつながれ、変態的灌食を強要されて苦しめられた。13日後、高さんが突然、激しい腹痛に襲われたため、病院へ運ばれた。緊急手術などの治療を受けて7日後、ハルビン公安病院へ移された。しかし、その時、施設の監守は犯人扱いとして罪を犯していない当人に対し、その家族から6千元を請求して移送の手続をしていた。
 
 2006年1月26日、双城留置場の看守は手術の傷がまだ治っていない高さんを万家労働教養所へ送り込んだ。移送途中で普通に歩くことができず、体が極めて衰弱した高さんに対して「三書」を書かせたり、殴る蹴るの暴行を加えたり、侮辱の言葉で罵ったりしていた。高さんは労働教養所で18時間以上にわたって朝から晩までじっと動かず小さい椅子に座らされ、法輪功を誹謗する本を見せられ、施設のルールの暗記を強要された。看守らは数々の洗脳手段で高さんの意志を破壊しようとした。
 
 また、同所に監禁されている100人に上る修煉者が、70歳以上でも年齢を問わず各種の過酷な労役を強いられる日々となっている。労役では当日の仕事が終わらなければ、その分が終わるまで睡眠時間をはく奪される。
 
 労役でいつも夜12時以降になっても働いていた高さんは、肉体的、精神的にひどく疲れ果てていたため、かつて手術した傷がなかなか治らず深刻な状態になった。
 
 2007年1月25日、万家労働教養所は前進働教養所へ場所を移したが、移転するまで1カ月にわたって修煉者が移転工事を強いられていた。 
 
2010年10月31日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/10/24/231407.html

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