日本明慧
■印刷版   

吉林省:地質調査局の元人事部部長、残酷に拷問される

(明慧日本)樸貴峰さん(51)は延吉市に在住、吉林省有色金属地質調査局の元人事部部長。1994年8月20日に法輪功を習い始めた。かつて2度北京へ行き、法輪功が中共(中国共産党)により迫害されいている実態を訴えたため、いずれも拘留や労働教養を強いられ、施設で数々の拷問を加えられた。
 
 以下は、樸さんが受けた迫害状況の一部。
 
 2004年4月6日、警官は人が通報したとの口実で、無実の樸さんを容疑者として捕まえ、勤め先と家を家宅捜査した。同日の夜になるまで、結局、警官の偽証拠にあたるものもない状況下で、尋問されても無実の樸さんには罪になるような証拠もなかった。そして、朝陽派出所で一晩にわたって眠らせないようトラの椅子などの拷問を受け続けた。
 
 拷問はその翌日の朝まで続けられていたが、樸さんは不屈な精神を貫いた。延吉市国保(国家安全保衛)大隊の宋立海、石徳誌は樸さんの意志を破壊するため、さらに警官・陳潤龍らに当人への尋問を強化させる目的で集団暴行を加えた。
 
 さらに、警官は尋問への返答がない樸さんに対して、ロープで足を椅子につなぎ、さらに鉄の棒を使用して固く縛り付けられ、背中に枷をかけられた。続けて、警官は後ろから樸さんの頭に黒いビニール袋をかけ、強く首を締められた樸さんを窒息させようとした。にも関わらず、樸さんはこの拷問に屈しなかった。警官は「口を開けないと、まだいろいろな拷問がある。殺人犯まで屈させたほどの拷問を嘗め屈してやる」と脅した。そして、樸さんは延吉市留置場へ移送された
 
 2カ月後、樸さんは九台労働教養へ移され、1年4カ月の労働教養を強いられた。
 
 2010年1月16日、地元では10数人の修煉者が強制連行された。一方、樸さんの両親も迫害を受けており、9カ月にわたって脅しや嫌がらせなどの迫害を受け続けた。これで、樸さんの一家は精神的にひどく追いつめられた。最後に、家族全員がビクビク過ごす日々から重度のプレッシャーを感じ、心身ともに苦痛の限界に達した。
 
 善良でごく普通の一般市民が、「真・善・忍」を信奉して良い人になるよう修煉していたという理由で、中共(中国共産党)によりさんざん人権を蹂躪された。しかし、それは迫害を隠蔽するための偽装工作が続いていることで外界を騙そうとしている。  

(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)
 
2010年11月05日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/10/30/231672.html

■関連文章
吉林省の刑務所、70歳の老人に残酷な拷問
吉林省:黒嘴子労働教養所で法輪功修煉者が受けた拷問
甘粛省:法輪功修煉者が「四人分体」の拷問を受ける
女子高生の王憑睿さんが労働教養所で残酷に迫害される
陳真波さんは王村労働教養所で拷問され危篤
高智晟弁護士が取材した法輪功修煉者、また一人迫害され死亡
吉林省:身体の不自由な女性が刑務所で迫害される
蘭州市:無実の農民に懲役8年の不当判決
山東省:教師が受けた幾度にもわたる連行・拷問
深セン市:法輪功修煉者が連行され一部が行方不明