■日本明慧 http://jp.minghui.org/2010/11/13/mh140628.html 



貴州省:弁護士が法輪功修煉者への不当起訴を非難

(明慧日本)2010年5月27日に強制連行された法輪功修煉者・梁栄琪さんは同年10月28日、貴州省都匀市裁判所で非公開裁判が開かれた。法廷で北京の正義ある弁護士は、公平性のない裁判を指摘したため、梁さんの家族は2人しか傍聴を許されなかった。また、裁判所は検察による偽の証拠を元に裁判したため弁護士の反論に困った挙句に裁判を続けられなくなり、早々に閉廷し、第二審へ送ると宣告した。それに対して、弁護士は法律で定められた順序やプロセスに従わずに開廷したことを強く非難した。
 
 弁護士は法廷で、憲法に信仰の自由が明確に書かれている以上、梁さんの信仰と伝播は「法律執行を妨害した」という犯罪行為には該当せず、憲法でも言論の自由が守られているとして、梁さんに対する無罪を弁護した。
 
 そのうえ、弁護士は梁さんに無実の罪を被せる当局のやり方に対し、裁判所側に、中共(中国共産党)の暴威を恐れず法的機関としての正義と良知を守り、梁さんに無罪釈放すべきだと訴えた。そして、起訴状で「邪教組織を利用したことは法律を犯すことになる」との罪を梁さんに着せようとすることに対し、弁護士が直ちにこれは間違った考え方、刑法に対する間違った理解の仕方だと指摘した。
 
 最後に、弁護士は法廷の場で、第二次世界大戦におけるドイツのルター派牧師であり反ナチス行動で知られるマルティン・ニーメラーによる詩を読み、中共当局の法輪功修煉者への迫害を一刻も早く停止させるように呼びかけた。
 
 「彼らが最初共産主義者を攻撃した時、私は声をあげなかった(ナチが共産主義者を攻撃した時、私は声をあげなかった)、私は共産主義者ではなかったから。社会民主主義者が牢獄に入れられた時、私は声をあげなかった、私は社会民主主義ではなかったから。彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった、私は労働組合員ではなかったから。彼らがユダヤ人たちを連れて行った時、私は声をあげなかった、私はユダヤ人などではなかったから。そして、彼らが私を攻撃した時、私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった」。

(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)  
 
2010年11月13日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/11/6/232053.html

明慧ネット:jp.minghui.org