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中国とカナダの「法輪功道路」


文/雲外

(明慧日本)明慧ネット2007年12月23日に、このような報道があった。
 
 中国河南省・周口市のある村に通っている唯一の道路は、長年補修がされておらず傷みが激しかった。通行はとても困難となり、雨の日に泥水はひざまで跳ね上がった。そこで、数人の法輪功修煉者が資金を出し合って道路を修繕した。「共産党はやはり法輪功に勝てないわ。このように歩きにくくても、村の共産党幹部は何年間もほったらかしだった。それなのに、法輪功修煉者たちは黙々と道路を修繕した。これから、もし誰かが法輪功を迫害するなら我々は許さない」と、村民たちは話し合った。そして、これからこの道路を「法輪功道路」と名づけようと、ある村民が提案した。
 
 また、今年10月22日に明慧ネットに「バンクーバー市民が『法輪功レーン(道路)』命名を提案」との報道もあった。
 
 10月5日、バンクーバー市で議会が開かれた。環境保全を図り、市民に歩行や自転車・公共交通手段の使用などを促すため、ダウンタウンの真ん中のホーンバイ通り(Hornby)に自転車線を設ける議案が検討された。自転車線を「法輪功レーン」と命名するよう、会社経営者・グリー・マッケイナーさんは提案した。「こうして環境保全を推進する同時に、自由と信仰を尊重する価値観を広めることもでき、とても意義のある命名だと思う」と彼は話した。
 
バンクーバー市議会に「法輪功レーン」の命名を提案したグリー・マッケイナーさん

9年来、バンクーバーの法輪功修煉者は中国領事館前に迫害を抗議し続けてきた

 彼の提案は参加者、特に自転車協会による賛同を得た。マッケイナーさんは中国人でもなく、法輪功を修煉しているわけでもないのに、どうしてこのように提案したのだろうか? マッケイナーさんは中国領事館の前で抗議をしている法輪功修煉者を見て心の底から敬服した。「真・善・忍」という法輪功の理念にもとても感銘した。「良い人になろう。誰もが完璧な人間ではないが、良い人になろうとする考えは一種完璧への追求で、努力するだけの価値がある」と言った。
 
 中国共産党による法輪功修煉者への迫害は10数年も続いている。迫害が最も深刻な中国で、修煉者らが不屈の精神による平和的な行動で世間の共感を得た。一方、迫害が発生していない遥かなカナダで、フレンドリーなカナダ人も修煉者の行動を認めてくれた。
 
 このことから我々は何かが分かるだろう。それは、素晴らしいものは国境の差を越えられることだ。法輪功修煉者の努力で、「真・善・忍」は全世界に認められ、受け入れられた価値観になって、人々が「真・善・忍」を認めたことは、中国で起こっている迫害に対する否定そのものなのだ!
 
 中国河南省村民の命名提案、およびグリー・マッケイナーさんの提案はまだ両国の政府に採用されていないが、国際社会の法輪功に対する称賛はますます増えている。いつか、法輪功はきっと人々が素敵な未来に向かう選択の「道」となるに違いない! 
 
2010年11月14日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/10/27/231526.html

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