■日本明慧 http://jp.minghui.org/2010/11/14/mh155397.html 



大法を修煉して、女性の麻薬常習者が更生する(一)

文/中国江西省の大法弟子・新蓮

(明慧日本)私は2001年、労働教養所内で大法(法輪功ともいう)を知り、修煉し始めました。2000年に麻薬を使用したため、労働教養2年を科され、教養所に収容され、入所後三日目に、大法弟子を監視するために派遣されました。当時、法輪功についての知識は、私は全くありませんでした。なぜこんなに大勢の高齢者が収容されているのか、その理由も知りませでした。私は家にいたとき、1日中麻薬を吸っていて、ほとんどテレビを見ることはなく、1999年4月25日の大法弟子の陳情(4.25)についても全然知りませんでした。法輪功に対して何も理解しないまま、人に盲従してブーイングを飛ばしたり、大法弟子の悪口を言ったりしていました。
 
 この世にまだこんなに善良な人がいる
 
 ことわざにもあるように、時間が経てば人の心が分かると言います。日々、いい加減にお茶を濁して暮らしてきた私のような人間が、あまりにも多くのことを経験し、社会の多くの暗い面を見てきて、人を全く信用しなくなりました。また、小さい時から中国共産党の無神論の洗脳を受け、善には善の報いがあり、悪には悪の報いがあることも信じませんでした。しかし、大法弟子と共に生活した7カ月間を通して、やっと法輪功とは何かが理解できるようになり、この世にはまだこんなに善良な人たちがいると知って、とても驚きました。
 
 不当に拘留されている大法弟子が大勢いたため、看守の人事異動は、頻繁に行われていました。私は数多くの大法弟子と関わってきました。大法弟子は私が麻薬常習者だと知って、私に麻薬を吸わないようにといつもアドバイスしてくれ、また、人としての道理も教えてくれました。初めは、聞き入れることができず、拒否ばかりしていました。変異した観念によって、良い人になるためには損をしなければならず、そして、馬鹿な人間が良い人になることができると考えていました。その時、私はこの世ではもう麻薬を止めることはできない、依存症から立ち直ること、心の病から立ち直ることは不可能だと希望を失っていました。
 
 労働教養所に収容されている多くの人は若い麻薬常習者です。服役期間を短縮させるため、自ら教養所の警察官の暴力を振るう道具となり、信仰を放棄しない大法弟子を罵ったり、殴ったり、悪知恵を働かせて痛めつけるのです。目的は耐えられない大法弟子を転向(信仰を放棄させる)させ、転向率をアップさせるのです。教養所には転向率というノルマがあるため、達せられなければ、所長に圧力をかけられるのです。これらの圧力は上から下へと伝わってきて、直接、参与したすべての人の道徳的なベースラインを検証しているのです。
 
 私も大法弟子を転向させるような愚かな真似をしていたのです。思い出すたびに、今なおとても後悔しています。人を殴ることはしなかったのですが、動揺しない大法弟子を責めました。しかし、これらの大法弟子はいかなるいじめに対しても恨みを持つことなく、いつも通りに優しく接してくれました。法輪功は、私の想像以上に善良な修煉団体であり、警察官が言ったようなことではないと知った時に、少しずつ自分の良心が甦り、そして、大法弟子に対する態度も変わっていきました。大法弟子から修煉後、心身ともに健康になった、家庭が円満になった、善をもって人に接するようになった、何事も人を優先して考えるなど、いろいろ教えてもらいました。大法弟子の北京への陳情も法律に従って、一人の公民として陳情の権利を実行し、修煉がもたらした社会への貢献、真実を政府に訴えただけでした。そして、陳情事務所が公安局に豹変することを知る由もなく、一言二言を言った途端、拳、電気ショック棒、手錠などで暴力を加えられ、また、三書を書かされたことも教わりました。「真・善・忍に従って良い人を目指しているのに、どこへ転向するのですか」と、大法弟子はつらそうに言いました。
 
 善良な人々の迫害を目撃する
 
 ある知り合いの老人は、半身不随で長年、床についていましたが、法輪功を修煉してから奇跡的に健康になり、歩けるようになり、しかも結構早く歩けるのです。その老人が教養所で転向させられた時、とても悲しそうに泣いているのを目撃しました。医者にサジを投げられた大勢の高齢者は、法輪功を試みました。真・善・忍に従って修煉を始めると、奇跡的に身体が回復し、道徳も向上しました。
 
 教養所で、大法弟子のようなごく普通の良い人が侮辱され、殴られ、残虐な拷問に痛めつけられるのは日常茶飯事です。両手、両足を鉄製のベッドに縛り付けられ、長い間断食している女性の大法弟子の顔を、警察官が肉厚の手を挙げて殴っていたのを私は目撃しました。ある年寄りの大法弟子は吊るされて拷問を受けた後、手が折れてしまいました。また、何万ボルトもするスタンガンで電気ショックを受けた人も数え切れないほどいました。しかし、無知な警察官がこれらの悪事を働くのは、ただ、馬鹿げた転向率のためだということです。実際、警察官にも迫害しているのは皆良い人間だということは分かっています。私たちは教養所内部のことを漏らさないように、所長に念を押されました。内部のことはあまりにも暗黒で、自分たちのしたことも公に晒すことができないのを知っています。
 
 大法弟子の言行が私を善に向かわせる
 
 私の変化を話してみたいと思います。朝から晩まで大法弟子と一緒いるようになって、私の人生観と価値観も少しずつ変化していきました。大法弟子の影響で、私はもう食料を無断に捨てたり、人を汚い言葉で罵ったりしなくなりました。また、他の人のことを気にかけるようになり、無条件で人を助け、本当に心の底から喜びが湧き上がるようになりました。ただ、タバコは止められず、教養所ではタバコが販売されています。表では吸ってはいけませんが、実際、警察官は本当に重要視しているのは労働による生産量で、労力さえあれば、タバコに対しては厳しくありません。
 
 (続く) 
 
2010年11月14日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/5/5/222898.html

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